BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

BUYMAのリスク-為替変動にはどのように対応するか?

今日、為替市場のオープンと共に、
ポンドがガクッと下がってますね。

EU離脱関連が影響しているようですが、
それにつられて全体的に円高傾向に動いてます。

円高に動く分には、仕入れ価格が下がる方向になり、
為替変動の影響で赤字になることはありませんので、
急いで価格調整をしないと…ということはありません。
(もちろんレスポンスよくメンテナンスすれば
受注の確率が高くなる可能性はありますが)

むしろ、そのままの価格で売れたら、
利益は増えることになるので、
予定していた為替レートより安くなるのは、
ちょっとしたボーナス的で嬉しいです。

問題は、逆です。

急激に円安に進むと利益が減ったり、
利益幅によっては赤字になるので、
円安に動く時は注意が必要です。

近い記憶だと、
アメリカの大統領選の影響でドル高になり、
為替相場は円安傾向に大きく動きました。

(その最中、BUYMAはポンド安特集とかやってたので、
正直何やってんだと思いましたが。。。
長い目で見れば確かにポンド安なんですが、
ちょうどポンドが上がってきた時だったので、
空気は読めてなかったですね。笑)

当たり前なんですが、
為替の変動はコントロールしようがありませんので、
動いてもいいように備えておくしかありません。

じゃあ、どうやって備えればいいんでしょうか?

ざっくりと言ってしまえば、
仕入値を高く見積もることになるんですが、

「具体的にいくら見積もればいいか?」

という話です。

多めに見積もっておけばいいかというと
そういうものでもありません。

確かに多めに見積もっておけば
見込み利益より減ることはありませんが、
仕入れ値を高く見積もりすぎて
ライバルと価格で勝負できなくなってしまいます。

これは極端な例ですが。

ですので、リスクを回避しつつ、
適切な為替で計算をする必要があります。

僕の場合はおおよそ、
現在のレートの+5%で見ています。

なので、+5%で見ておいて下さい。

という話ではありません。

大事なのは、なぜ+5%なのかということです。

まず、クレジットカードで外貨を決済すると
為替手数料が発生します。

VISA、MASTERであれば1.63%、
アメックスであれば2.0%です。

ペイパルだと2.5~4%ぐらいかかります。
※カードブランドの手数料で決済する方法もあります。

つまり、ヤフーファイナンスなどで
確認できる為替通りには決済できないわけです。

さらにいうと、

そもそも、カード会社がどの時点レートを
採用をして決済をするのかも分かりません。

例えば、三井住友VISAのサイトによると、

ーーーーーーーーーー
カードのご利用データが、Visa/Masterの決済センターに到着した日付となります。
※カードを実際にご利用いただいた日付とは異なります。
http://www.smbc-card.com/mem/service/sec/kaigai01.jsp
ーーーーーーーーーー

と、記載がありますし、アメックスだと、

ーーーーーーーーーー
円換算に際しては、換算日の前営業日における主要な
外国為替相場情報からアメリカン ・ エキスプレスが
選択した銀行間レートを基に、2%の外貨取扱手数料を加えた
(ただし、米ドルを介しての円換算の場合、当該手数料が
重複して課せられることはありません)
換算レートを使用するものとし、・・・
https://www.americanexpress.com/japan/legal/regulation.shtml
の会員規約より抜粋)
ーーーーーーーーーー

とあります。

要するに、どの時点で決済されるのか、
分からないわけです。

今この瞬間でさえ正確には分からないのに、
いつ売れるか分からない商品がいくらで
決済できるのかなんて分かるはずもありません。

ということを踏まえると、為替が変動していなくても、
今のレートから常に+2~3%ぐらいは加算されると
思っておいた方がいいことになります。

ここにさらに、
為替変動を考慮する必要があります。

大きくは動かない時でも、
1~2%は変動していますので、
クレジットカードの決済手数料と合わせて
+5%を見積もっているという計算です。

つまり、2%以上変動してくると
+5%の見積もりでは足りないことなりますので
それより大きく動くようであれば、
価格調整をする必要があります。

これが為替レートの考え方です。

そこまでレスポンス良く価格調整ができないのであれば、
+5%ではなく、+7%とかで
見積もった方がいいかもしれません。
(もちろんタイムリーに調整できるに
越したことはありません)

あるいは、利益率があまりにも悪いのであれば、
(商品価格に対して、利幅が少なければ)
リスクを考慮して出品しないのも手です。

受注があってもキャンセルはできるので、
出品しておいて、受注時のレートで
改めて確認するというも無しではありません。
(望ましくはないですが)

これが+5%の根拠になりますので、
ご自身の活動状況やクレジットカードに
応じてリスクヘッジができる最適な
割合を考えてみて下さい。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

追伸、

出品後に価格調整をしようと思うと、
仕入れ値の最終価格は、
外貨で把握しておく必要があります。

日本円での最終価格だけしか分からないと
レートをいくらで計算していたのか
後から分からなくなるので、
再度計算する時に大きな手間になります。

ですので、出品する段階で、

・外貨での仕入れ価格
・日本円換算した為替レート
・リスクヘッジとして何%考慮したか

という情報を必ず記録するようにして下さい。

 

追々伸、

価格調整をするといっても、
ライバルがいるのであれば
為替とライバルのどちらも考慮しながら
調整するようにして下さい。

ライバルが微動だにしないタイプだと、
その商品は諦めざるを得ないことも
あるとは思います。

そういう意味でも
円安に動くのは嫌ですね。

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