BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

BUYMA-ヨーロッパのSHOPで買い付ける時は要注意

前回は【仕入れ値の計算】について説明をしました。

仕入れた時の価格がちゃんと計算できないと、
BUYMAでせっかく受注があっても赤字になりかねません。

商品代金の他にも「送料」や「関税・消費税」が発生しますので、
ミスなくきっちり抑えたい部分でもあります。

あと、今日お伝えする内容と合わせて、
買い付け前に把握しておいて欲しいことがあったのに、
昨日の内容に織り込むのを忘れていました。

それは何かと言いますと、

「関税が含まれているショップかどうか?」

ということです。

関税は輸入する場合に必ず発生する費用なのですが、
海外のショップによっては、商品代金に予め含まれている場合があります。

例えば、SHOPSTYLEの検索でもヒットする有名なショップに
「mytheresa」や「MATCHESFASHION」などがありますが、
これらのショップは商品代金に関税が含まれている為、
受け取り時に関税を支払う必要がありません。

「関税がかかると思っていたらかからなかった」
という場合はまだいいですが、
(出品時に「価格で勝てない!」ということが起こるので、手放しには喜べませんが)

「関税がかからないと思っていたのに、受け取り時に請求があった」
というのは最悪です。

仮に利益率が低い商品だった場合、
簡単に赤字になってしまいます。

ですので、あらかじめ、
「このショップは関税が含まれているかどうか?」
を正確に把握する必要があります。

そして、
それと合わせてもう一つ抑えておきたいポイントがあります。

それが今日のテーマでもある「VAT」です。

聞きなれない言葉かもしれませんが、
VATとは、EUの加盟国全ての国に課せられている「付加価値税」のことを指します。

例えばイタリアの場合、
22%が商品代金に上乗せされているので、
商品価格が1,000ユーロの商品の場合、
VATを含めると1,220ユーロになります。

このVATは、EU圏外の人は支払う必要がないのですが、
ショップによって価格の表示の仕方が異なったりします。

商品ページの価格に
VATが含まれているか、含まれていないか。です。

VATが表示の価格に含まれている場合は、
後から引かれることになるのですが、
それに気付かずに仕入れ値を計算してしまうと、
実際買い付けられる価格より高く見積もってしまうことになるので、
「ライバルに勝てない」という勘違いを引き起こしてしまいます。

逆にヨーロッパのショップだからと言って、
VATが引かれると思い込んでしまうと、
実際仕入れの時に計算していた価格より高い!ということが起こります。

これは関税の場合と同様に、
思っていた利益が出ない、もしくは赤字ということになってしまいます。

ですので、ヨーロッパ圏のショップで買い付ける際は、
先ほどの「関税」と合わせて、
「VAT」の有無を確実に抑えていく必要があります。

で、だいたいショップの注意事項に記載されているのですが、
英語で書かれている為、全然分からなかったりします。笑

じゃあどのように対処するかというと、
購入画面に進み、「決済直前までいった時の価格を調べる」ということです。

この時に決済額がわかるので、
実際に買い付ける費用がいくらかになるか把握することができます。

関税が含まれているかどうかもここで分かる場合がありますが、
「Add Tax」というような文言がなければ、
関税は含まれていない可能性がありますので、
こちらに関してはさらに調べることが必要な場合があります。

これらはショップによって異なりますので、
毎回確認する必要があります。

しかし、一度そのショップを調べてしまえば、
二回目以降は調べる必要がありませんので、
手間がかかりますが、最初のみの作業です。

このような部分を含めて丁寧に調べていくことが、
仕入れ力を上げる土台を築いていくことに繋がります。

逆にここを「分からないー!」って感じで、
うやむやにしてしまうと一歩も進むことができず、
早々に諦めることになってしまいます。

これに限った話ではないですが、
分かってしまえば難しいことではありません。

ですので、
焦ることなく着実にやっていきましょう。

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