昨日は「検索漏れ」による損失の話でした。
具体的には、
ショップの中で目当ての商品を探す場合に
ショップ内キーワード検索で探すと
見落とす(検索から漏れる)可能性があるので、
ブランドだけ選択をして、検索結果の一覧から
目視で探すようにしましょう、という話です。
ショップにたどり着けていて、
あとはその商品にたどり着くだけなのに
そのちょっとした手間を省こうとして
見逃してしまうのは非常にもったいないわけです。
今日は「検索漏れ」以外にも頻繁に起こっている、
見落とし箇所について話そうと思います。
頻繁に起こっている割に
軽視している人が多い箇所なんですが、
昨日と同様にとてつもなく重要な工程です。
その工程とは、
「仕入れ価格の計算」です。
掛け算ができるのであれば、
間違えなさそうなものですが、
この「価格計算」を誤ってしまって
ライバルと勝負ができるチャンスを
みすみす逃してしまっているというわけです。
意外に感じるかもしれませんが、
かなり多くの人が計算間違いをしています。
冗談抜きで、ほんとに多いです…
なぜ仕入れ価格の計算を間違ってしまうか?
その一番の原因は、
「最終価格の確認不足」です。
ブログやメルマガでも何度か取り上げていますが、
仕入れ価格を計算する時は
必ずカートに追加して決済直前まで進み、
「最終的にショップにいくら払うのか?」
を確認する癖をつけて下さい。
この方法は一見手間がかかって
効率が悪そうなんですが、
カートに追加して最終価格を確認した方が
トータルで見た時に効率的です。
効率的というか、
「仕入れ価格の計算ミス」による損失は
計り知れないですからね。
それこそ価格計算を誤ってしまうことで、
販売して利益が出るかもしれなかったチャンスを
全てフイにしてしまうことだってありえるわけです。
で、
なぜ、カートに追加して
決済直前までいくかというと、
「商品ページで表示されている
価格より安くなることがある」からです。
普通に考えたら商品代金に送料が
プラスされるわけなので、
商品ページで表示されている
価格より高くなりそうです。
しかし、実際はそうとも限りません。
安くなるケースがあります。
例えば、代表的なのが、
VATを差し引かれる場合です。
VATはヨーロッパの付加価値税なんですが、
ヨーロッパ圏の対象となる国に住んでいる人しか
支払う必要がないので、
日本からオンラインで買うのであれば
支払う必要がありません。
(ただし、ショップによっては
VATを引いてくれないところもあります)
商品ページだと、このVAT込みで
金額が表示されていたのが、
カートに追加をして配送先を日本にすると
VATが引かれて日本向けの価格になるというわけです。
他にも、商品ページだと
定価の価格が表示されていたのに、
カートに追加してみるとセール価格に
なっていたりということもあります。
また安くなるときの話ばかりしましたが、
表示されていた金額より高くなるケースもあります。
この場合は、実際の価格より安いと
勘違いしている状況なので、
赤字取引になるリスクにつながります。
オーダーする際に気づけば赤字取引は防げますが、
どっちにしてもキャンセルをすることにはなるので
買い付け成功率をさげてしまいます。
(お客さんにも勘違いを与えてしまってます)
あとは、関税の計算もありますが、
まずは、
「カートに追加して、ショップに支払う
最終価格を確認する」
癖をつけて下さい。
あとは、その支払った中に関税が含まれていれば
それが仕入れ価格になりますし、
含まれていなければ受け取り時に関税・消費税を
支払うことになります。
この計算については別の機会に
するかもしれないですし、しないかもしれません。笑
まあ、すでに書いている話なので、
それを調べてみて下さい。
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