BUYMAをやっていると、
「ライバルが安くて勝てない」
という悩ましい課題に、間違いなくぶつかると思います。
「このショッパー、計算間違ってんじゃないの!!」
なんて思うこともあるんじゃないでしょうか。
実際、そのケースもあると思います。
ただ、それなりに販売経験があるショッパーだと、その可能性は限りなくゼロに近いです。
身銭を削ってまで、
「お客さんが欲しいものを提供したい」
なんていう自己犠牲の精神を持った人なんていないはずなので、表示されている価格で販売して利益が出ているはずです。
(自己犠牲とも思えるような薄利の人は実際いますが…)
じゃあ、「ライバルは何でそんなに安いのか?」って話なんですが、ここの見極めができるようになると、BUYMAの活動効率を飛躍的に上げることができます。
目次
ライバルは何故そんなにも安いのか?
可能性として考えられるのは、先ほど挙げた
・ライバルが計算を間違えている
・ライバルはセール時期に買っていた
・ライバルは不良在庫を赤字取引をしている
・ライバルは偽物を扱っている
・ライバルはすでに在庫切れになっている
・ライバルは安く買えたショップですでに買い占めてしまっている
・自分が安く買えるショップにたどり着けていない
・自分が計算間違いをしている
・ライバルはVIP割引で買い付けている
・ライバルは卸価格で買い付けている
それぞれ、どれくらい起こり得るかは一旦置いといて、可能性としては、こういったことが考えられるわけです。
これらは言ったら「原因」です。
ところで、「原因」を知ってどうするのでしょうか?
「原因」を知る「目的」です。
ライバルが安く出品できている要因を知る目的とは?
ここが非常に大事なんですが、ライバルに勝てない原因を突き止めるのは、
勝てない「原因」を突き止めて、ライバルに勝てるようにする、もしくは、別の勝てる場所に移動する(商品を変える)という施策を打つためです。
端的言えば、「原因」を知ることで、その目当ての商品に対して、
■現時点で勝てる見込みがあるけど、自分に何かしら落ち度がある(→ちゃんとリサーチする)
or
■現時点では勝てる見込みがない(→別の商品にいく)
ここを的確に見極めたいわけです。
ここの見極めができないと、
・本当は勝てる状況にある商品なのに、自分がやり切れていない部分を棚に上げて「ライバルはVIP割だから勝てないんだ」
・現時点ではどうあがいても勝てないのに、どこかで買い付けることができるはずだと、貴重な時間を必要以上に費やしてしまう
という残念な結果を迎えてしまいます。
これは是が非でも避けたいことです。
そのために、先ほど挙げた「原因」をちゃんと見極めたい理由であり、「目的」です。
原因を突き止めた後のアクションは?
そして、当たり前ですが、原因を突き止めるだけでは、何のリターンも得ることはできません。
原因を突き止めるのは、その先のアクションを変えるためです。
「ライバルはVIP割引きで購入していた」という原因を突き止めても、その先のアクションが変わらないのであれば、何の意味もありません。
「ライバルはVIP割引きで購入していた」
↓
「だから何?」
ってなります。
そうではなくて、「ライバルはVIP割引きで購入していた」という原因が分かったのであれば、
「じゃあこの商品を避けよう」
「リサーチに時間をかける前にこのような商品を避けられないか?
そして、リターンが見込めないところに投じる時間を減らせないか?」
ということをやっていきたいわけです。
とまあ、ここまでの内容を読まれて、
今持てる最大限の力でリサーチをしてライバルに勝てないのであれば、原因が何だったとしてもそれ以上やりようがないのだから、とりあえず毎回全力でリサーチしたら問題ないんじゃないか?
と、思うかもしれません。
確かに、やれることを最大限やって勝てないのであれば、原因を知ったところで打つ手はありません。
なので、毎回全力でリサーチしていれば、特に原因を突き止める必要はないように感じます。
しかし、全力を尽くすリサーチは、一体何時間かかるのでしょうか?
全ての商品を全力でリサーチをするのは正解か?
例えば、基本の買い付け先リサーチとして、以下のリサーチ方法がありますが、
1、Google画像検索
2、shopstyle、Lyst検索
3、Google通常検索(品番やキーワード)
キーワードの組み合わせなんていくらでもパターンがあるので、どれだけでもリサーチできてしまいます。
さらに、突っ込んだリサーチ方法として、
・ライバルが出品している別の商品からショップにつながる情報を拾って探す
・そのブランドを扱っているショップを片っ端から確認をする
・もしかしたらオンラインにないだけでショップに在庫があるケースもあるから、しらみつぶしにメールで確認する
このように、買い付け先を探そうと思ったら、どれだけでも時間を費やせてしまいます。
その結果、
「実はライバルは買い占めていて、もう買い付けられるところはありませんでした」
ってことだったら、リターンの見込みがないことに一体どれだけの時間を費やしたのか?って話です。
時間だけではありません。
作業に伴い労力も使うので、体力も失われていきます。
当たり前ですが、毎回果てしなくリサーチをするなんていうアプローチの仕方は現実的ではないわけです。
時間にも、体力にも限りがあるので、状況に応じて見切りをつけることができなければ、注力すべきところに注力できません。
リサーチを切り上げるタイミングをどうやって見極めるか?
実は今日、Kさんとのスカイプコンサルで、タイムリーにもこの話題になりました。
そこでKさんは、「その見極めが難しい」と言われていたのですが、仰るとおり、確かに簡単ではありません。
なぜなら、原因を厳密には、決定づけることはできないからです。
いろんな材料を元に、「おそらくライバルはVIP割引で買い付けている」というところまでしか結論を出せません。
ライバルはVIP割引を使って購入していると判断したけど、「実はセールになっているショップがあった」というケースもなくはないです。
というか、実際にあります。
なので、現地定価から考えるとライバルは割引価格で買い付けているということが分かっても、
「ライバルはVIP割引で買っているんだ」
と、何でもかんでもジャッジすることもできません。
セール時期であれば、セールになっているショップの存在も考慮して判断する必要があります。
「現地定価に対して何%安いから、このライバルには勝てない」と、画一的に判断することはできないので、「見極め」は簡単ではありません。
しかし、簡単ではないことと、諦めていいことは別問題です。
今は適切に判断ができなくても、この先は判断できるようになる必要があります。
その理由は、すでに話したように、時間に限りがあるからです。
判らなくても、繰り返し判断してみる
じゃあ、どうしたら判断できるようになるかというと、判断材料を基に実際に判断をしてみることです。
トライすることで、徐々に判断ができるようになります。
逆に、トライすることなくできるようになることなんてありません。
その判断の正否をどう判断するのかということも簡単ではありませんが、とりあえずトライしてみないことには、何も状況は変わりませんので、間違っていてもいいからまずは判断をしてみるというアクションが必要です。
なので、分からないことを分からないまま終わらせてしまうのではなく、分かるようになるためトライ&エラーを繰り返していきましょう。
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