BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

BYUMA-「ライバルに勝てない」って本当ですか?

前回は自分自身が行ったリサーチを
振り返ることについて触れました。

BUYMAで受注を取る為の活動としては、
「リサーチ → 出品 → メンテナンス」
の繰り返しになるわけですが、
もし受注がなければ、このどこかに問題があるわけです。
(出品、メンテナンスについては後日改めてテーマにします)

これらは、どれかが重要というわけではなく、
全てが整っている必要があります。

例えば、リサーチができていたとしても、
出品時に適切にキーワードを配置できていなかったり、
最低限の画像を用意してなければお客さんの目に留まらず、
そもそも出品された商品をクリックされないので、
受注につながりません。

また、リサーチと出品が適切にできていても、
日を置いていたらライバルは値段を調整していて、
気づいたらライバルからしか売れていなかった。

と状況になりかねません。

ですので、
リサーチ、出品、メンテナンスは全て重要ということになります。

ただ、昨日お伝えしたように、
「そもそも売れる商品」でなければ、
後半の「出品」「メンテナンス」の精度をいくら上げたところで無駄です。

買おうと思う人がいなければ、売れるわけがありません。

ですので、どれも大事だと言いましたが、
やはり「リサーチ」の占めるウエイトというのは大きくなります。

「リサーチ」を土台として
「出品」「メンテナンス」がその土台の上に整った時に受注につながる、
と認識しておいて頂ければ良いかと思います。

とまあ、リサーチの重要性に触れたところで、
昨日の続きに入っていきたいと思います。

昨日はリサーチを大きく2つに分けました。

・売れる見込みのある商品を探す
・ライバルに価格で優位に立てる仕入れ先を探す

今日はこの後者について、話していきます。

BUYMAあるあるなのですが、
「ライバルに価格で勝てない」
ということが頻繁に起こります。

これはある種仕方がないことなのですが、
この壁にぶち当たった時にどうするかで、
BUYMAで稼げるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

端的に言うと、
「このライバルには勝てない、はい次」
とあっさり負けを認めてしまっては
いつまで経っても稼げないということです。

もちろん、どうあがいてもライバルに勝てないケースはあります。

しかし、深く突っ込んで検証しない限りは、
どのライバルのどのアイテムにも勝てる日は来ません。

ライバルPSも商売として(温度差はありますが)やっていますので、
そんな簡単には勝たせてくれません。

ただ、必ず付け入る隙はあります。

なぜかといえば、
ライバルはメーカーではないからです。

中には直販しているケースもあるかもしれないですが、
BUYMA内で売られているほとんどの商品はそうではありません。

パーソナルショッパーはどこからか買い付けて、
BUYMA内で売っています。

つまり、何かしらの方法で、
自分も同じ仕入れができることになります。

まず、このことを前提として覚えておいて下さい。

そして、その前提のもと、
ライバルの価格というのをまず「検証」していきます。

ライバルが安いからといって、
「優待価格で購入しているに違いない」「卸契約しているんだ」
などと安易に結論付けてはいけません。

場合によってはそのような結論に行き着くこともありますが、
何の根拠もなくそのような結論を出しても、
自分が勝てない言い訳を作っているに過ぎません。

そんなのは何の役にも立ちませんので、
自分も買い付けられる方法があることを前提として
ライバルの商品を検証します。

で、ライバルの価格を検証する指標を紹介しようと思ったのですが、
その前に外せないことがあるので、先にその話をします。

それは、

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自分の計算は本当にあっているか?
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を確認する必要があります。

例えば、
ライバルがある商品を100,000円(国内発送)で出品していて、
仕入れ先をリサーチしたところ、
600ユーロで販売されているショップを見つけたとします。

1ユーロ=135円として計算すると、81,000円になります。

革靴でなければ、関税・消費税はおおよそ10%になりますので、
89,100円が商品代金としてかかる費用になります。

100,000円からBUYMAの成約手数料を覗くと、
92,440円ですので、商品代金を差し引くと3,340円となります。

着払いでなければ国内送料を差し引く必要がありますので、
利益は3,000円を切ってしまいます。

国際送料がかからなかった場合、
一応黒字になりますが、為替変動などのリスクを考慮すると、
ライバルがこの価格で仕入れて100,000円で売っているとは、
考えにくいわけです。

ここで、
本当にその仕入れ値はあっているか?
を疑います。

例えば、疑う一要素として、VATです。

少し前にも取り上げましたが、
ヨーロッパ在住者向けの消費税で、
EU圏外の人は支払う必要がありません。

このVATを含んだ価格が600ユーロだった場合、
22%を差し引くと約492ユーロとなります。

日本円に換算すると、66,420円となり、
関税の10%を考慮しても約73,000円となります。

つまり、
「定価600ユーロにはVATを含まれていて、
実際には支払う必要がなかった」
となれば国際送料が5,000円ぐらいかかったとしても、
10,000円以上の利益が見込めることになります。

以前も仕入れの計算のところで触れましたが、

・VATを含む、含まない
・関税を含む、含まない

という部分だけでかなり仕入れ値に影響を与えます。

このような見落としであったり、
仕入れ額の計算ミスが結構ありますので、
まずは自分の計算があっているかどうかをまず疑います。

そして、そのような見落としや計算ミスを完全に無くした上で、
次の検証に進むわけですが、それはまた次回にお話しようと思います。

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