BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

「君の名は。」の新海監督とスラムダンクの河田

ちょっと前ですが、「君の名は。」を観ました。

昨年の11月に映画館で観て、今回は2回目です。

2回目で展開は知っているはずなのに、
とんでもなく面白いですね。

まだ見てないですけど、
3回目も面白く見る自信があります。

とりあえずコレクターズエディションを買ったので、
特典映像を見てから3回目以降を見ようと思います。

で、「君の名は。」に関しては
多分いろんなレビューや解説があるので、
あえてそこに触れる気はなくて
別の切り口で思ったことを書こうと思います。

 

話の中心は新海監督について、です。

 

僕は「君の名は。」を観る前に、
新海監督の前作の「言の葉の庭」という作品で
初めて新海監督の映画を見たんですが、
まあこれがすごくて。

昔、ブログにも書いたことがありますが、
とにかくアニメーションが綺麗。

雨のシーンが何回も出てくるんですけど、
ほんと実写かって思うぐらい綺麗なシーンがあります。

まあ、もちろんアニメーションが綺麗なだけでは
魅力的な作品とは言えないわけなんですが、
「言の葉の庭」に関してはストーリー展開が
面白いというよりは、心理描写がかなりリアルで、
キャラクターに引き込まれていきます。

全体的に”切ない”です。笑

また、言の葉の庭のDVDには
特典としてメイキングがあるんですが、
ここで新海監督の細部に渡る
”こだわり”が見えるので
映画の見え方が変わるので面白いです。

で、その特典か、ウィキペディアを見て
新海監督の経歴を知ったんですが、
新海監督ってほぼ一人で映画作れてしまうんですよね。

もちろん「君の名は。」を
たった一人で作れるって話ではなくて、
過去の作品でそういう経験があるという話です。

新海監督の初の劇場公開作品となる「ほしのこえ」は、
監督・脚本・演出・作画・美術・編集をほぼ一人でやっていて
オリジナル版に関しては声優もやっています

業界のことは詳しく知りませんが、
最近そういう人は珍しいんじゃないかと思います。

SHIROBAKOっていうアニメ制作を
題材のアニメ(要するにアニメを作るアニメ)を
見たことがあるんですが、基本的に分業の世界です。

関係する部署や人が多すぎて
登場人物の名前が覚えられません。笑

映画とテレビアニメが同じではないと思いますが、
アニメを作る工程自体は同じだと思うので、
基本的には映画であっても各分野に専門家がいるはずです。

で、各分野がそれぞれ専門的に特化しているので、
他の分野のことの概要は知っていても、
その仕事をできるなんてことはおそらくありません。
(想像も交えて書いていますが)

つまり、分業が進んで、
それぞれの分野のプロフェッショナルが生まれる一方で、
新海監督のようなオールラウンダーは
かなり稀有な存在なんじゃないかと思うわけです。

 

スラムダンクでいうところの
丸ゴリ(河田)みたいなイメージです。
(知らない人はスルーして下さい。笑)

河田は3年生で山王工業のセンターのポジションなんですが、
入学当初は小柄であったため、ガード→フォワードとポジションを変えて行きます。
(センターは基本的に背が大きい人がやるポジションです)

その各ポジションをやってきた経歴が
色んなことができるセンターを作り出します。

そんなセンターは普通いないから、稀有な存在です。

河田のざっとした特徴ですが、
この特徴が新海監督と非常に似ているわけです。

 

で、「君の名は。」という超大ヒット作品は、
オールラウンダーの新海監督だからこそ
作ることができた作品なんじゃないかと感じています。

その分野の仕事ができるということは、
直接手を下さないにしても
「何ができるか分かる」ということです。

「どういうことができて」
「どういうことができないか」
が分かると仕上がりの想定ができますし、
指示や要望も的確にできます。

「君の名は。」って本当に無駄がないんですよね。

あれだけ話を展開させようと思ったら、
相当な時間を使いそうなのに、たった107分。

かといって詰め込みすぎてる感じもなくて
適度に余白もありますし、
本筋のストーリーだけじゃなくて笑いもある。

上手く表現ができませんが、
無駄なくビタっとはまってる感じです。

全体の構想がかなり綿密にできていないと
こういう作品って出来上がらないんじゃないかなと。

しかも、机上の空論ではなくて、
作品に仕上げられる構想です。

(もちろん詳しくは知りませんし、想像ですが)
監督業しか知らなかったらこうはならないと思います。

これも僕の勝手なイメージですが、
剣も使えて、航海もできて、料理もできて、
医療の知識もあって、考古学も知っていて、
船大工もできて、歌も歌えるけど、
それぞれのプロフェッショナルに任せて
自分は船長をやるって感じでしょうか。

できないわけじゃないんですけど、
自分以外の人に任せた方がより良くなることを
分かっているから任せる、みたいな。

昨今、自分がやらなくてもいいことは
アウトソーシング(外注)した方が
いいという風潮があります。

これに関しては僕も同意見です。

自分より得意な人にやってもらえるなら
その方が上策です。

しかし、自分が何ができて何ができないかも
分からない状態でアウトソーシングもクソもありません

アウトソーシングはより効率的であったり、
より飛躍を目指すためにやるわけで、
なんでもかんでも手放すってことではありません。

BUYMAでいうなら、
「とりあえず出品は外注して」という風潮だけで
出品を人任せにしてしまうのは、
出品に関する重要なポイントを見落とすことになります。

出品を単純な作業だからと思って人任せにしてしまうと、
せっかく売れる可能性があった商品であっても
売り逃がしてしまうことになります。

それより、まずは出品を自分で行って、
ポイントを踏まえて取りこぼしを少なくしてから
外注をした方がより外注化の効果が高くなります。

ポイントを踏まえずに外注化しても
無駄な作業が増えるだけで、
効率は悪くなっていきます。

ですので、まずは「自分がやる」って
段階を踏まえて下さいね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

追伸、

外注がダメだって話ではなくて、
段階によるってことです。

人によっては外注した方がいいケースも
もちろんありますので、
その点は誤解のないようにして下さいね。

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