質問なんですが、
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調べごとをするときに、
知りたかったことを
ちゃんと調べられていますか?
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なぜこんなことを聞くかというと、
「知りたかったことを、
ちゃんと調べてられていないんじゃないか?」
と思ったからです。
今日対面コンサルをしていて
実際に起こったことなんですが、
コンサル生のMさんはある商品を出品したものの
売れていないという状況でした。
「出品して売れない」ということは
BUYMAをやっていればそれなりに起こることですが、
その時に知りたいことは、
・その商品自体はBUYMA内で売れていて
自分だけが売れていないのか?
・自分だけじゃなくてライバルも売れていないのか?
という点です。
これは、出品した商品が売れなかった時に
必ず確認したいことなんですが、
前者であれば、商品自体は売れているので
売り方に課題があることになります。
後者であれば、BUYMAでそもそも売れていないので
出品する商品選定に課題があることになります。
つまり、
同じ「出品した商品が売れなかった」という
現象に対しても、状況によって
次に打つべき手は違うわけです。
これはMさんも認識できていました。
しかし、問題があったのはこの先です。
Mさんはエクセルで予め記録していた
ライバルの販売履歴しか確認をしていませんでした。
このメルマガで過去に紹介している
出品管理表をMさんは使っていて、
出品時にライバルのデータを
しっかりと管理していました。
リサーチ時点でライバルが販売している個数、
アクセス、ほしいもの登録数、出品日など
データをきっちり記録してあって
僕が作った管理表を僕より使いこなしています。
しかし、今回に関しては
この出品管理表がアダになってしまいました。
”出品管理表に記録したライバルの販売履歴しか”
見てなかったんです。
つまり、Mさんが出品した時点で出品していなくて
その後に出品したライバルはエクセルに記録されないので
「後から現れたライバルの販売履歴を見ていない」
ということが起こっていました。
知りたかったことは、
「同じ商品が自分以外のライバルから
どれだけ売れているか?」
であって、
「自分が出品した時にいたライバルが
どれだけ売っているか?」
ではありません。
ですので、
出品管理表に記録したライバルだけではなく、
現時点で出品しているライバルを全員見る必要があります。
(価格が20%以上高いような
圏外っぽい人までは見なくていいですが)
もっと理想を言えば、
自分が出品した後に出品していて
すでに出品を取り消しているライバルの
販売履歴も確認できた方がいいです。
これは出品されていた間に気づかなければ
たどり着くことは困難ですが。
少なくとも、現時点で出品している
ライバルについては全て見るべきです。
「本来知りたかったことを、
ちゃんと調べられているか?」
というのはこういう意味合いです。
今回のMさんの事例は比較的分かりやすかったですが、
活動の癖によってこういう見落としは出やすいです。
例えば、自分が出品した商品が
人気順でどの位置に来ているか知りたい時に
どのような方法で確認をしていますか?
「ブランドxカテゴリ」で絞り込んで
人気順を見ていくという手順でしょうか?
その際のカテゴリは適切ですか?
例えば、カテゴリの指定を
自分がハンドバッグで出品しているからといって、
ハンドバッグで調べていないでしょうか?
同じバッグをトートバッグで
出品しているライバルはいませんか?
クラッチバッグとかバックパックみたいな
商品であればカテゴリは絞りやすいですが、
ハンドバッグ、トートバッグ、
ショルダー・ポシェットなどは商品によって
どうとでも取れたりします。
これは明らかにハンドバッグでしょ、
ってモデルであっても
トートバッグだと解釈するライバルもいます。
そして、お客さんがどうやって調べるかも
正確には分かりません。
自分がハンドバッグ、
ライバルがトートバッグで出品していて、
お客さんがバッグカテゴリ全体で検索した場合に
ライバルのが優位な条件で提示していたり
ライバルの方が人気順が高かったりすると、
お客さんはライバルから買う確率が高くなります。
仮に明らかにハンドバッグであったとしても、
ハンドバックカテゴリだけで調べてしまうと
このようなことが起こり得るわけです。
これも知りたいことに対して
調べ方が適切でなくて起こる事象です。
実際に、僕も何回か経験があるのは
「モデル」の指定です。
モデルの設定がある商品は
ついついモデルで絞り込んでライバルをチェックします。
しかし、中にはモデルの設定を
していないライバルもいるわけです。
意図的かどうかは分かりませんが、
一定数いることは事実としてあります。
となると、当然モデルだけの絞り込みだと
このライバルが出品している商品は
見落としてしまうことになります。
モデルで絞り込んで検索するお客さんだけを
ターゲットにするという意図があって
ライバルを無視するのであれば
それはそれでいいと思いますが、
見落としていて存在にすら
気づいていないのは問題です。
人間は無意識のうちに、できる限り省エネで
行動したいとしたいと思っている生き物なので、
ついつい癖や習慣で行動してしまいます。
しかし、その癖や習慣が重大な見落としに
繋がっていることはほんとによくあります。
抽象化すると
「目的意識を持って行動する」
ということになってしまいますが、
「何を目的としていて」
「どういう行動をとるべきか」を
明確にして常に行動しましょう。
これが”丁寧に活動する”ということです。
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