先日、テニスの全仏オープンがありましたが、
初戦から決勝まで1セットすら落とさず
圧巻の優勝劇を魅せたのは赤土の王者ナダルでした。
しかも、今回で全仏は10度目の優勝。
前人未到の快挙です。
ナダルはもう30歳を超えていますし、
怪我で調子を落としていた時期もあって
もう世代交代かと空気を感じましたが、
今年1月にあった全豪オープンも準優勝でしたし、
今回も赤土を制してそんな空気を
一気に吹き飛ばしました。
しかも、ただ優勝したわけでなくて、
その強さのレベルが異常でした。
決勝の一部だけ見たんですけど、
相手がワウリンカとは思えない試合展開で
ワウリンカがどう攻めてもボールが返ってきて、
本人も苦笑いをしてたぐらいです。
(ちなみに、ワウリンカも全仏で優勝経験がありますし、
全豪、全米でも優勝しているトッププレイヤーです)
それくらいナダルは常軌を
逸している強さだったんですが、
そのナダルのインタビューが
興味深かったのでシェアします。
「前人未到の全仏V10。ナダル圧勝の原動力は『毎日の〇〇』
https://sportiva.shueisha.co.
このインタビューを読んで
印象に残ったことが2つありました。
1つは、「特定の結果に執着していない」ことです。
ナダルは、大会前に「10度目への意気込み」を聞かれて
このように答えています。
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僕の感情や状態も違う。
だから僕は、何か特定のことに執着するということはない。
僕が唯一、執着するのはベストを尽くすこと。
結果は後からついてくるものだ。
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実に模範回答的です。笑
でも、この後を読み進めると
本当にこの姿勢なんですよね。
四大大会は特別な大会なので、
その大会に向けてコンディションを整えようと
自然と意識が向くものかと思ったんですが、
ナダルは全仏の直前にも試合をしまくっていました。
周囲から、全仏前に試合しすぎじゃないの?と
心配されるぐらいです。
しかし、ナダルは全仏に向けて
コンディションを調整しようするよりも、
目の前の試合を全力で戦うことを選択しています。
「僕が唯一、執着するのはベストを尽くすこと」
この言葉通りです。
そしたら、全仏でも優勝するって
どんだけカッコいいんですか。
フェデラー派だったんですが、
ナダルにもなびきそうです(笑)
「結果に執着せずに目の前のことにベストを尽くす」
という姿勢は僕が理想とするあり方なんですが、
それを体現して、本当に結果を出している姿を見ると
「やっぱりそうだよな」って勇気付けられます。
これが、印象に残った1つ目です。
もう1つは、「不安を毎日感じていた」という点です。
記事の中でこのようにありました。
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正直に話すよ。不安は毎日、感じていた。
だが、それは悪いことではないと思う。
不安こそが、より必死に練習し、より謙虚になり、
さらなる上達を求める原動力になるのだから。
もちろん、この3年間ずっと不安だったよ。
今だって、きっと数日後に僕は、
また不安に襲われるだろう。
テニスでは毎週試合があり、
毎週異なる物語が始まるんだ。
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不安って嫌な感情なんですけど、
それって解釈次第だな、と。
不安があるから、その不安を打ち消すために
毎日必死にトレーニングができるわけで、
不安がなかったらそこまで追い込めないかもしれません。
そう考えると「不安」って大事な感情ですね。
次元は違うでしょうが、
僕もBUYMAをやっていると不安に感じることはあります。
でも、不安に感じているだけでは
何もことは動きませんし、
不安を解消するためにはやることをやるだけです。
自分にできることは、
目の前のことに全力を尽くすだけです。
結局最初の話に戻ってきてしまいましたが、
大事なのは、
「目の前のことにベストを尽くす」
という姿勢ですね。
不安に感じることもあるかと思いますが、
成長のために必要なものだと受け入れて
目の前のことにベストを尽くしていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました!
追伸、
「目の前のことに全力を尽くす」
といっても、単純に与えられたものを
何も考えずにやるって話ではありません。
あくまでも自分が進みたい方向に
ある課題に対して、です。
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