今回はいつもと調子を変えてBUYMAの活動をする上で重要な仕入れ先リサーチに関する話をします。
なので、今日は比較的具体的で、ノウハウメインの内容です。
目次
買い付け先リサーチという具体的なノウハウは必要不可欠
最近、(というか最近に限らず)マインドとか考え方といった話が多かったですが、
コンサルをしていても自分でリサーチをしていてもやっぱり具体的なノウハウも重要だと感じたので、改めて取り上げようと思った次第です。
で、まず前提として、仕入れ先リサーチは基本的に3つのリサーチ方法を実践しています。
過去のメルマガやブログでも書いていますが、
・SHOPSTYLE検索(polyvore、Lyst検索)
・Google通常検索(品番検索、キーワード検索)
・キーワード検索
の3つです。
「この3つのうちどれかをランダムに選んでリサーチしましょう」
というものではなく、買い付け先に辿り着くためには、3つともきっちりやる必要があります。
全てのライバルとは言いませんが、この3つのリサーチ方法をきっちりやることで、ライバルの仕入れ先にたどり着ける回数は確実に上がります。
あくまでもその前提で読み進めて頂きたいのですが、やっぱり「品番検索」って破壊力あるなって思います。
端的に言えば、「仕入れ先(ショップ)にたどり着ける」ということです。
おそらく品番検索でたどり着けるショップというのは、キーワード検索でもたどり着けるのですが、キーワードに比べると品番検索は”特定性が高い”ので、調べやすいし、見つかりやすいです。
なので、品番検索は”より丁寧に”やりたいリサーチです。
(くどいですが、全リサーチを丁寧にやってください)
品番検索の具体的なノウハウ(基礎)
「ブランド名+品番」まずは検索してみる
では、具体的にどうするかというと、基本は「ブランド名 + 品番」です。
例えば、FENDIのバイザウェイというモデルがありますが、そのモデルのスモールサイズのブラックであれば、このように検索することになります。
「FENDI 8BL1241D5F0GXN」
これでGoogle検索をかけ、検索結果を画像で表示させて、該当の商品を探していきます。
ちなみに、この品番は公式サイトから拾うことができます。
で、品番検索はこれで終わりではありません。
品番を下一桁ずつ消して検索していく
さらにここから、
(1)桁数を減らす
(2)スペースを入れる
ということをしていきます。
どちらの方法も具体的にどんな感じか示した方が分かりやすいので、先ほどのバイザウェイでやってみるとこのような感じです。
まず(1)の「桁数を減らす」とは、
「FENDI 8BL1241D5F0GXN」
「FENDI 8BL1241D5F0GX」
「FENDI 8BL1241D5F0G」
「FENDI 8BL1241D5F0」
「FENDI 8BL1241D5F」
「FENDI 8BL1241D5」
・・・
といった具合です。
品番を区切りとなる部分にスペースを入れる
そして(2)の「スペースを入れる」とは、
「FENDI 8BL1241D5F0GXN」
「FENDI 8BL124_1D5F0GXN」
「FENDI 8BL1241D5_F0GXN」
「FENDI 8BL124_1D5_F0GXN」
・・・
※_(アンダーバー)の部分が加えたスペースです。
なぜこのように検索するかというと、ショップによって品番の記載の仕方が異なるからです。
ショップには、「FENDI 8BL124」としか表記されていなければ、「FENDI 8BL1241D5F0GXN」と検索してもヒットしない可能性があります。
まあ、これに関しては、理屈うんぬんよりも、検索ワードが違えば検索結果が違うことを体感してもらうのが最も早いです。
なので、実際に、
・「FENDI 8BL1241D5F0GXN」
・「FENDI 8BL1241D5F」
・「FENDI 8BL124_1D5_F0GXN」
検索結果を見比べてみて下さい。
検索結果が異なることを一瞬で確認できるはずです。
品番の構造を気に留めながらリサーチする
特に同じブランドの違う商品をいくつかリサーチしていると品番の法則性が掴めてくるので、慣れるまでやってみて下さい。
品番検索をするときは、”品番の構造(パターン)”を意識してみて下さい。
多くのブランドでは、ランダムに英数字が並んでいるわけではなくて、それぞれの規則があります。
その規則はブランド毎に違いますが、基本的な構造として、
「モデル(型)」「カラー」
が品番に含まれていることがほとんどです。
例えば、例に挙げたバイザウェイであれば、「8BL124」はバイザウェイのスモールサイズということを表していますし、「F0GXN」はカラーを示しています。
特にカラーコードはパターンとして見つけやすいので、先にカラーコードを理解しておくと色以外のモデルやサイズ、素材を示す部分が分かってくるようになります。
品番検索リサーチの応用編
品番が拾えなければ、品番検索はできないのか?
ここまでの、品番のパターンの話を改めて言われれば、「まあそうだよな」って内容なんですが、
それがリサーチに応用できているかというとそうではないことが多々あります。
例えばどういうことかというと、
「目当ての商品の品番を拾えなければ品番検索をしない」
というケースがコンサルをしていてもよくあります。
「品番の情報が分からなければ、品番検索のしようがないじゃないですか?」
という声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
品番が直接分からなくても、推測はできる
その目当ての商品の品番が分からなくても、品番を推測することはできます。
例えば、目当ての商品の色違いの商品からモデル(型)、サイズなどを示す品番を拾う、
目当ての商品のカラーコードを別の商品を拾うことで品番を組み合わせ、目当てとなる商品の品番を推測します。
目当てとなる商品の品番がダイレクトには見つからなくても、間接的に情報を集めれば品番検索をできたりするわけです。
品番検索リサーチをさらに応用すると
他にも、リサーチをするときに、モデルを示す品番と色で検索するという方法もあります。
またバイザウェイに登場してもらいますが、カラーコードが分からなかった場合は、
「FENDI 8BL124 1D5 BLACK」
と検索するいった具合です。
このように品番とキーワードを組み合わせることで見つかるショップも出てきます。
ですので、品番をただの文字列としてみるのではなく、パターンなどから構造を見つけ出して、検索するアプローチを増やして下さい。
品番検索リサーチを丁寧にやるとは?
品番検索を”丁寧に”やるとは、基本的な品番検索に、応用を加えながら仕入れ先を探すことを指します。
ちょっとしたことですが、品番の構造が見えてくるとリサーチの幅が広がるので品番の並びやパターンなどにも注目しながらリサーチを進めて下さい。
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