BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

ポジティブに未来を変える必要はない

今日こそは前々回の課題として残しておいた
「能動的に変化を起こす方法」
について話したいと思います。

そんな話題はもう綺麗さっぱり
忘れていると思うので、
少しおさらいをしたいと思います。

そもそも人間は
現状維持をとてつもなく好んで、
変化を嫌う傾向があります。

傾向というよりは、
”習性”に近いかもしれません。

つまり、過去の延長線上、
昨日までと同じ選択をしてしまう習性が
人間には備わっているわけです。

そのような習性がある理由として、

「今日まで生命を維持できているのは、
昨日まで選択が正しかったからで、
今日以降も生命を存続させていくためには、
昨日までと同じ選択をした方がいい」

というプログラムになっているからという話があります。

これが本当に正しいのかどうかはさておき、
昔は短いスパンで環境がガラッと変わることが
なかったことを考えると、非常に合理的なプログラム、
最善の生存戦略であると言えます。

環境が変わらないのに、
いきなり選択を変えたら死ぬリスクが
高くなってしまうからです。

前々回に話した
「選択を変えて損をしたくない」
という思考になるのも、
このような背景があってインストールされている
プログラムだとすると、納得もできます。

兎にも角にも、
「人間は現状維持を好む」
という習性があることは
頭に入れておいた方がいいことです。

なぜかと言うと、
現代においては適応しづらい習性だからです。

昔と今で決定的に異なるのは、
環境変化のスピードです。

縄文時代から弥生時代のように、
人間の一世代では変化が感じられないような
時代であれば、現状維持のプログラムは
合理的で時代にフィットしていたと言えます。

しかし、現代においては、
そんなゆるーい変化はもはや訪れません。

繰り返しになりますが、
昔と今では時代の変化のスピードが
決定的に異なるわけです。

この根幹が崩れいている以上、
現状維持のプログラムは
環境適応のための妨げにしかなりません。

急激に環境が変化していく中で、
現状維持の選択をしていては、
どんどん適応できなくなってしまいます。

能動的に変化を起こすことの
必要性はここにあります。

自ら変化を起こしていかなければ、
変化する環境に適応できないわけでです。

では、どうやったら
能動的に変化を起こすことができるのか?
(ようやく一昨日に投げた課題に戻ってきました笑)

そのために、まず、
「人間が損することを避ける」
という習性を使います。

「選択を変えて損するのを嫌う」
という話を出しましたが、
そもそも「損する」ことを人間は嫌います。

「得をする」することよりも
「損をする」ことに敏感に反応します。

この習性を利用するわけですが、
具体的にどうするかというと、

「このまま変化することを拒んだ先に
訪れる未来を鮮明にイメージする」

ということをやります。

もちろん、話の脈絡からいえば、
変化を拒んだ先には「損をする」わけです。

概要としては、このような感じです。

選択を変えた先の未来は
どうなるのか分からないけど、
選択を変えなかった先に訪れる未来は
望むものではないから、
どの選択肢にするかはさておき
少なくとも今とは違う選択をする
必要があることを自覚して、

結果的に、変化するという選択肢を
取らざるを得なくなる、という話です。

選択を変えた未来を想像するのは、
未知な範囲が広く、予想が難しいため為、
イメージをしてもなかなか鮮明に
捉えることはできません。

しかし、選択を変えなかった、
つまり現状維持した先であれば、
今の延長線上ということになるので、
どういう未来が訪れるのか
イメージしやすくなります。

例えば、僕が昔よくイメージしていたのは、
「このまま会社員を続けた先に
どんな未来が訪れるのか?」
というものです。

もちろん、環境は刻一刻と変わっていくので、
未来を正確に把握することはできませんが、
基本的には上司、先輩の姿が自分に訪れる未来です。

会社員ではない生き方を選択したらどうなるのか?
ということは鮮明にはイメージできませんでしたが、
会社員を続けた先の未来は
モデルケースが近くにいたので容易に想像がつきました。

で、想像した結果、
「ものすごく嫌」となったので、
自然と過去の延長線上ではない選択をして
能動的に変化をしたという流れです。

BUYMAでも同じ方法が使えます。

今と同じやり方を繰り返した先に
どのような未来が訪れるのかを
丁寧に想像していくと、
選択を変えなかった先の未来が想像できます。

例えば、ものすごく売れている商品を
1種類だけ扱うことができていて
利益も十分に得られていたとしても、
「その状況は果たしていつまで続くのか?」
ということです。

永遠に取り扱いができて、
同じように需要があり続けて、
同じように利益が出続ければいいですけど、
期間の差はあれど、
1つの商品でずっと同じように
稼ぎ続けられることなんてありません。

時間の経過とともに状況が変わるので、
その商品が売れなくなることも当然あり得ますし、
そうなれば同じようには利益を
得続けることはできなくなってしまいます。

ということが
腹に落ちるレベルで理解できていたら、
自然と能動的に変化し始めます。

今言ったような話は、
頭では理解できていると思いますし、
「1つの商品がいつまでも売れ続けるわけない」
というのは、誰しもが感じることです。

しかし、それを頭では理解できていても
腹に落ちるレベルでは理解ができていないので、
その売れている商品に固執してしまい、
いつまでも同じ商品を探し続けてしまいます。

これは僕も身に覚えがあるのですが、
「この商品は売れる」と分かっている商品があると
いつまでも探し続けてしまうということが起こります。

売れると分かっているのであれば、
当然探すべきなんですけれど、
一旦探し切って見つからなかったのであれば、
それ以上探しても時間と労力を消耗するだけなので、
次の売れる商品を開拓した方がリターンが見込めます。

ということが、頭では分かっていても、
気がつくと「この商品ないかな」と
探し始めてしまうことは本当によくあります。

なので、その行為が「損をしている」と
はっきりと自覚をする必要があるわけです。

その自覚を怠り、選択を変えないと
完全に売れなくなってから
やむを得ず変化することになります。

大事なことは、
「このままの選択を続けたらどうなるのか?」
を一度立ち止まって考えてみることです。

そのイメージを鮮明にしていって、
「このままじゃほんとにマズい」
となれば、自ずと変化に身を投じます。

もちろん、瞬間的に終わってしまうので、
何回も繰り返す必要はありますが。

特にそんなことを考えなくても
能動的に変化できているのであれば
それで問題ありませんが、
もし、何か手詰まり感を感じているのであれば、
今の選択を続けた先の未来を想像してみて下さい。

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