「悩みが変わっているということは、成長している証しですよ」
これは、今日のスカイプコンサルでコンサル生のMさんにかけた言葉です。
目次
悩みが変わっていなければ、成長していない?
もう少し詳しく説明すると、以下のようになります。
もし悩みが数ヶ月前や半年前、一年前から変わっていないとしたら、その間ずっと課題が同じということなので、成長していないということになります。
しかし、今悩みを抱えていたとしても、以前と悩みが変わっているのであれば、それは成長しているってことですね。
今これを書きながら、というかコンサル中に自分で言いながら、「偉くなったもんだ」とか思いましたが、実は、この言葉は以前私が人から掛けてもらった言葉の受け売りなんです。
話の文脈からわかるように、Mさんは悩みというか、壁を感じていました。
コンサル生Mさんが感じていた悩み
この数ヶ月の対比でいうと、利益は着実に伸びてはいるんですが、活動に当てているコスト(時間や労力)に対して、思い描いたほどには数字に表れておらず、
「この方向性で進めていいのか?」
という迷いがよぎっていたようです。
コンサルを受けてもらっていて、このように感じさせてしまったというは、私の力なさを感じずにはいられなかったのですが、
客観的に見て数字が伸びていることと、以前と取り組み方をがらっと変えていてまだまだ過渡期であることを考えれば、そこまで悲観することもないのでは?というのが率直な感想でもあります。
(私がそれを言い訳にしてはいけないのは、言うまでもありませんが)
悩みを解決するために、取ろうとした選択
それで、話をよくよく聞いていくと、”迷いの種”の1つとして、
「以前にやっていた手法にコストを割けば、多少なりとも利益は得られるので、それもやった方がいいんじゃないか?」
というものがありました。
今取り組んでいる方法をやめるわけではなく、今の方法で引き続き取り組みながらも、以前の活動方法も上乗せすることでトータルとして得られる利益を増やせないか?という狙いが根底にあります。
確かに、月利を増やそうと思ったら手っ取り早そうです。
しかし、現実的にはそう上手くはいきません。
力を分散させると、ロスが増える
というのも、力を分散させると、どちらも中途半端になってしまう可能性が非常に高いからです。
Mさんが上乗せしてやろうと思っている以前の方法というのは、ある程度は売れることが分かっているブランドの商品を、BUYMAの状況をあまり気にせず出品するという方法です。
打率は良くないものの、数を出せばそこそこ当たるので、コスパが良くないとはいえ、利益が出せていたそうです。
このような方法であることから、
「コストをかけるのは出品作業だけなので、並行してできる」
というふうに考えていました。
時間や労力を完全に割り切って活動できれば、並行して取り組むこともできそうですが、そう簡単に割り切れないのが人間です。
「これだけしかやらない」と決めていても、やっていれば気になってしまいます。
脳のリソースはお互いに割かれるわけです。
そうなると、割り切ってやっているようでも、力は確実に分散しています。
イメージ的には、100のコストを50と50に分けて使おうと思っていても、実際には35、35になって、30ぐらいロスしてしまうという感じです。
なので、力を分散させずに集中した方がいいというのが、結論にはなるのですが、「迷いが出る」というのも分かりますし、「迷いが出て以前の方法に戻りたくなる」という気持ちもよく分かります。
どちらも、私自身が、同じような体験をしたことがあるからです。
やはり思うような結果が出ていなければ、「これでいいのか?」という感覚は出るのが自然だと思いますし、
多少なりとも結果が得られる方法が分かっているのであれば、とりあえずそれをやろうという気持ちも出てきます。
理想の未来を手に入れるためには、手放す必要がある
しかし、そこで引き返してしまうといつまでも望む未来は手に入らないというのもまた真理だと思います。
心理的に抵抗が少ないのは、望む未来を手に入れてから手放すことですが、残念ながらそれは叶うものではなく、先に手放さないと望む未来を手にすることはできません。
もちろん、手放したからといって、望む未来が手に入るという保証はないので、口で言うほど簡単ではないのですが。
で、冒頭の
「悩み(課題)が変わっているということは成長している証し」
という話ですが、
Mさんに着実に進んでいることを実感してもらいたくて出てきた言葉です。
迷いがあるなりに、手応えを感じるために
それまでとは違った課題が出てきて迷いにつながっているのですが、それは進むことができている証拠です。
進んでいなければ、今直面している課題に出くわすことはできません。
なので、それまでとは違った課題が表れているというのは、望ましいことですし、今超えるべき課題とも解釈できます。
逆に、ここで課題を乗り越えずに戻ってしまうと、課題を超えられないことで感じている今のモヤモヤからは解放されますが、根本的に解決することにはなりません。
また回り回って、同じ課題に対峙することになります。
となれば、超えるべきは今です。
とまあ、正論を並べてましたが、課題に立ち向かったからといって一足飛びに解決するものでもないですし、口で言うほど簡単ではないことも理解しています。
ですが、超えなければ理想の未来はないので、できていることに目を向けて、着実に一歩ずつ歩みを進めて欲しいと思います。
コメントを残す