だいぶざーっくりとしていますが、
BUYMAでどのように利益を出して収入としていくか
仕組み的な部分を中心にお伝えしました。
BUYMAを使ってユーザーに提供していく価値は前回お話しした通りで、
・人より安く提供する
・手に入りにくいものを提供する
このいずれか、もしくは両方を実現できれば、
確実に収入を得られるようになります。
で、
第2回で少し触れましたが、
BUYMAで利益を出す形はかなり多くのパターンが存在します。
各パーソナルショッパーの実際の仕入れ額は分かりませんので、
「おそらくこのように利益を重ねているだろう」という推測を含むものになりますが、
まあそれでも、王道パターンは、
(1)高額なブランド品を販売して、利益単価を高くする
(2)安価の商品を扱い、利益単価は少ないが大量に数を裁く
(番外)豊富な資金で高額なブランド品を大量に扱う(月商1,000万円クラス)
などが挙げられると思います。
具体的な数字を使っていないので、だいぶアバウトな感じですが、
(1)は10万円前後~30万円ぐらいで、利益単価は1万円以上
(2)数千円~2万円ぐらいで、利益単価は数千円
といったぐらいをイメージしてもらえたらいいかと思います。
(販売価格が5万円以下でも利益が数万円ということも十分あり得るので、
あくまでもイメージするための目安だと思って下さい)
で、ここで問題なのは、
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自分がどのような形で利益がいくら欲しいか?
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ということです。
そりゃ、できる限り効率的に(短時間で)大きな利益を上げた方がいい。
という声が聞こえてきそうですが、
短時間とは”具体的に”何時間を指していて、
利益は具体的にいくらのことなのか?
が決まっていないと、活動をしている間に必ず流されます。
ちなみに、僕は流されまくりました。笑
しかも、一旦流されるとそこは濁流で、
脱出するのに相当なエネルギーを要します。
プロフィールにも少し書きましたが、
BUYMA駆け出しの2014年初めぐらいはひたすら薄利多売を重ねていました。
ほとんどが1万円以下の商品で数千円(たまに1,000円以下)の利益だったんですが、
月に100件近く売って、なんとか月利10万円を達成します。
その内容はと言うと、
毎日出品は少なくとも10件以上こなして、
月にトータルで400件とか出品。
そのブランドは最安値付近でないと売れないので、
値下げ合戦のために日々価格調整。(正直これが一番辛かったです)
海外から仕入れる時は、基本的に追跡なしの為、
お客さんのプレッシャーもかかり、届くまではただただストレス。
たまに、サイズが違ったり、
一番面白かったのはブーツの左足が2つ入っていたり。
(当然、右足はありません)
出品・価格調整・検品・梱包・発送を繰り返し、
毎日4~5時間はやっていたと思います。
ちょうど会社の仕事の負荷が高かったことと寝不足も重なって、
ひどい頭痛に日々悩まされてました。
で、うつ病(ってことにして)
3ヶ月近くお休みを頂くことにしました。
この頃にはBUYMAをやる気力は残ってません。笑
…
…書いていて本気で気分が悪くなってきました。笑
そりゃ嫌になって当然だなと。
でもここが不思議なんですが、
何度もこのスタイルを脱しようとしては、
何度も帰ってきていた記憶があります。
事実、2015年に再開した時も当初はこのスタイルでやっていました。
これは実際経験してみるとわかるんですが、
受注は毎日のようにあるので「安心感」があるんですよね。
でもスタイルを変えると、パタッと受注がなくなります。
で、「今のやり方は間違っているんじゃないか」と、
不安に駆られて元のスタイルに戻し、受注を得て安心する。
やっぱり受注がないのは嫌だし、
受注があると単純に嬉しいわけです。
よくできた罠だなと思います。笑
と、昔話を引き合いに出しましたが、
誤解して欲しくないのは、
僕は決して薄利多売が悪いと言っているわけではありません。
(今思えばなんですが)
僕の理想に到達する手段としては合致していない。ということです。
何度も言っていますが、
BUYMAで利益をあげるパターンはほんとに様々です。
薄利多売であっても外注などの仕組みを上手く構築して、
自分はほとんど何もせずに運営できるようになれば、
効率良く利益をあげることも可能だと思います。
ただ、僕の場合は、
・会社員をやりながらできる
・会社員を辞められるだけの収入を得たい
(少なくとも、いつでも他の仕事に切り替えられる状態にしたい)
・場所の制約を受けない
・方向転換がしやすい
という状況をつくることを理想だったので、
・1日に2~3時間の活動時間
・利益は月に30万円~50万円
・できる限り人は雇わない
(・継続可能である)
というのが実現させたい具体的な形でした。
冷静に見れば分かりますが、
ひたすら出品して数で利益を出す薄利多売というスタイルは合致しませんでした。
そして、薄利多売を選択しなかった結果、
方向転換する時の痛みはありましたが、
現時点でこれらの項目はまあまあ実現できてきているのかなと思っています。
なぜ、このスタイルか?は人によって違いますので、
「理想を実現する手段」としてどのようなスタイルが望ましいか、
必ず考えてみて欲しいと思います。
ここが決まってないと、
「利益額」のみを追いかけてしまうようになり、
自分が進めべき方向を見失います。
本当にくどいですが、
BUYMAで利益を得る手段はいっぱいあります。
どういう形にしたいのかがないと簡単に流されます。
でも、いろんな形があるということは、
自分に合ったスタイル(理想に到達する為の手段)も
作り上げることが可能だということです。
なので、まずは、
━━━━━━━━━━━━━━━
自分がどのような形で利益がいくら欲しいか?
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を現時点で思うものでいいので、
定めてみるのがいいと思います。
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