昨日と今日はメルマガの読者の方に直接お会いして、基本的なリサーチ方法をお伝えしていました。
内容は、ブログやメルマガでもお伝えしているものなんですが、やはり直接お話ししながら具体的な商品を題材にしてお伝えした方が、細かいニュアンスや行動の意図などが伝わりやすかったように感じました。
もちろんこれは私の感覚なので、今回参加してくださったお二人がどのように感じていたかは別問題ですが。
文章にしても、会話にしても、ちゃんと伝わってこそ意味を為すので、伝えたいことをできる限り伝えられるように日々アウトプットスキルを高めていきたいと思います。
そしてもちろん、伝える”中身”の方もブラッシュアップさせていきます。
で、昨日今日と話しながら非常に重要だと感じたことがあったのでシェアしようと思います。
目次
リサーチはとりあえずの基準を設定する
リサーチにおいて重要なのは、”行動の基準を作る”ことです。
自分が起こす行動に”基準”を持たせることが極めて重要です。
これだけだと「??」だと思うので、具体例を使って解説していきますね。
商品リサーチの基準「なぜ1件以上売れている商品か?」
例えば、人気商品をBUYMA内からリサーチするときに(いわゆる人気商品リサーチ)、私は最初に、
「まず直近1ヶ月で1件以上売れているものをピックアップしましょう」
と伝えています。
人気商品リサーチは、売れる商品を見つけることが目的ですが、上記の基準で売れるかどうかでいうと売れるとは言い切れないラインです。
人気商品リサーチと銘打って売れるかどうか分からないって、詐欺じゃないかと思うかもしれませんが、もう少し読み進めてくださいね。
「1件以上売れている商品」は正解ではない
出品する商品は売れる確率が高ければ高いほどよさそうなものですが、そういう商品は障壁が高いのが現実です。
誰が見ても人気商品と分かる商品は、ライバルも多く、(現時点で)入る余地がなかったりします。
そんな商品の仕入れ先を探してもライバルに勝てるところは(現時点では)そうそう見つかりません。
大事なのは、利益が出せて、かつライバルに勝てる商品を探すことです。
↑
<ちょうどいいところ>
↓
ライバルはいないけど売れない
この間の”ちょうどいいところ”を見つける必要があるわけです。
そのちょうどいいところを見つける為のとりあえずの基準として、
「直近1ヶ月で1件以上売れている商品」
を設定しているということです。
基準は結果を振り返って見直す
ここを基準にリサーチをしてみて、実際に出品をしていきながら結果を検証して、
・「月に2件以上の方がいい」
・「直近1ヶ月では1個でも問い合わせで反応があるものは売れる」
といったような、より売れる確率が高くなる新たな基準を作って(見つけて)いきます。
逆に何の基準も持たずに闇雲(無作為)に出品をしてしまうと、その出品した商品が売れても、売れなくても次にどうすればいいのか見当がつきません。
スマホの地図アプリが優れていたとしても、自分がどっちを向いているのか把握できなかったら右に行けばいいのか、左に行けばいいのか、あるいは直進すればいいのか分かりませんよね。
全く土地勘がなく、陽が落ちて方角も分からなければ、とりあえず真っ直ぐ進んでみて「今どっちに向いているのか?」を把握するしかありません。(建物を基準にすることもできますが、あくまでもたとえ話です)
基準を持たずに行動するというのは、どっちに進んでいるかも判断できないのに、右行ったり左行ったりするような感じです。
本当に何も分かっていないことに対しては仕方がありませんが、ずっとそれではいつになっても精度が高まることはありません。
なのでまず自分がどっちに向いているのか把握する為に、とりあえず真っ直ぐ進んでみることが必要です。
そして、この「とりあえず真っ直ぐ進む行為」が、「直近1ヶ月で1件以上売れている商品を探す」ことにあたります。
人気商品リサーチは、明確に「ここ!」と線引きできるものではなく、ブランド、カテゴリ、価格などによって、というか、商品によって非常に曖昧です。
その曖昧さを肌感覚で掴んでいく為にも基準を決めて行動しながら、検証を繰り返して、”ちょうどいいところ”を見つけていきます。
基準の良し悪しを判断できるように、バラツかせない
あと、基準を決めた上で、気をつけるべきポイントは、基準を気分で変えないことです。
基準というのは篩(ふるい)の目の粗さ
人気商品のリサーチは言うなれば、BUYMA内で販売されている商品を篩(ふるい)に掛けるようなものです。
人気の商品(売れる確率が高い商品)が大きな塊で、売れない商品が細かい砂粒のようなイメージです。
大きな塊はパッと見で分かりやすいのですが、それはライバルにとっても同じことなので、競争も激化します。
強いライバルもガンガン参入してきます。
逆に、細かい砂粒はライバルが少なかったり、強いライバルは参入してこなかったりするのですが、なかなか売れません。
先ほども言いましたが、「売れるけど、ライバルに勝てる」っていう”ちょうどいいところ”で勝負したいわけです。
そこで重要なのが、篩の”目の粗さ”です。
目の粗さが細かすぎると売れない商品をピックアップしてしまいますし、目が粗すぎると参入が難しくなってしまいます。
ですので、”ちょうどいいところ”を探す行為は、ふるいの目を”細かすぎず、粗すぎない”粗さに調整していくようなイメージです。
篩の目の粗さは、均一だから振るう意味がある
”基準を持たせる”というのは、目の粗さを均一にするということです。
ふるいが場所によって目の粗さが違ったら、ふるった後に残る粒の大きさも当然バラバラになってしまいますので、目の粗さが適切なのかどうか判断できません。
当たり前ですが、調整もできません。
だから、目の粗さを均一にするわけです。
そこからい1ミリ粗くとか、1ミリ細かくといった感じで調整をしてきます。
BUYMAは、仮設→行動→検証を繰り返して行動の質を上げていけば上手くいくのですが、基準を持たせた行動をしていないと検証のしようがありませんので、
まずは基準を設けて、基準通りに行動してみて下さい。
文章にしてみると割と当たり前だし、ちゃんとやっていそうなことなんですが、結構「この商品売れそう」みたいな感じで、気分やノリ、”思い込み”に任せて行動してしまってます。
販売履歴を毎回確認するのもめんどくさいですし。
それでは基準はバラバラになってしまうので、気分やノリ、”思い込み”で商品を取捨選択するのではなく、決めた基準に従って行動をしていきましょう!
そういったことを丁寧にできるかどうかで結果は大きく異なってきます。
ですので、基本を疎かにせず丁寧に活動していきましょう!
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