さて、昨日は、
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「作業のクオリティは日々活動していたら
基本的に落ちる」
ということを把握して、
その事実を自覚した上で、
「クオリティの劣化を修正する
きっかけを予め用意する」
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という話をしました。
日々作業を繰り返していると
毎日の活動が習慣化されます。
活動が習慣になることで
エネルギーの消費が抑えられるので
習慣化によるメリットは大きいです。
しかし、習慣化にはデメリットもあって、
作業に慣れてくるほど「雑」になります。
これは意図的に雑にやっているというのではなく、
慣れてくれば嫌でもそうなってしまう、
止むを得ないものでもあります。
最初はやり方を都度確認していた作業も
やり方が頭に入って体が覚えてくると
いちいちやり方を確認しなくなります。
さらに、
今朝のエスノさんのメルマガにも書かれてましたが、
人間はやっている以上、「思い込み」や「先入観」が
絶対に入ってきてしまいます。
絶対に、です。
これは人間の生まれながらもつ特性なので、
抗うことはできません。
生きていれば必ず「思い込み」や「先入観」が生まれます。
とした時に、
作業が雑になっていくのは至極当然なわけです。
それを分かった上で、
(むしろ分かっているからこそ)
雑な作業で大事なことを見逃さないように
「全部同じ力加減でちゃんとやる」
ということが大事、ということでした。
しかし、
毎回丁寧にやるといっても
仕入れ先が見つからなかったり、
リサーチをしてもライバルに勝てないことが続けば、
心が疲弊して気持ちが折れてしまい、
活動を継続させること自体がキツくなってしまいます。
理想を高く掲げて心がポキっと折れてしまうくらいなら、
少し課題を優しくして継続できた方がベターです。
「小さな成功体験」と表現したりしますが、
前に進んでいる実感が得ながらの方が
着実に歩を進めることができます。
ですので、
一時的にハードルを下げること自体は
問題ありません。
問題はそのハードルの下げ方です。
力加減を緩めてしまってはいけません。
今回の話になぞらえて言うと、
「仕入れ先リサーチのやり方を変えてしまってはいけない」
ということです。
リサーチを全部やるのは心が折れるから、
品番検索とキーワード検索は省こう、
なんてことをしてはいけないわけです。
あくまでもリサーチ自体は
きっちりとやりきります。
ハードルを下げるとしたら
仕入れ先リサーチをする商品の方です。
大前提としてライバルに対して先入観なく
誰に対しても分け隔てなく挑んで欲しいんですが、
あまりにも連戦連敗してしまっているのであれば、
とりあえず勝てなさそうなライバルを
一時的に避けるのはありです。
挑み続けて、負け続けて、
心が折れてしまうぐらいなら
一時的に避けた方が得策です。
勝てそうなライバルを
相手取って仕入れ先を見つける体験を
積み重ればリサーチの成果を実感できるので
次の活動にも繋がっていきます。
こういうハードルの下げ方はありです。
どうやって勝てそうなライバルを
見つけるのかって課題がありますが、
正確には強すぎるライバルをとりあえず
外すって感じですね。
で、当たり前のことですが、
リサーチの仕方が雑になってしまっていたら、
ライバルの基準を下げたところで
仕入れ先が見つかるようにはなりません。
あくまでも仕入れ先リサーチは
きっちりやり切るから仕入れ先が見つかります。
・Google画像検索
・SHOPSTYLE検索
・品番検索
・キーワード検索
これらのリサーチ方法をちゃんとやり切れば、
仕入れ先はちゃんと見つかります。
(もちろん毎回ってわけじゃないですけどね)
理想に立ち向かう屈強な精神力が
あるに越したことはありませんが、
そうもいかないのが人間ですので、
必要最小限の範囲でハードルを
低くしてみるのも時としてはありです。
あくまでも、
「どうにもならなかったら」
って時に限った例外措置として使ってみて下さい。
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