昨日今日で円安に動いていますね。
最近の変動が激しすぎて数円の動きが低く見えますが、
3~4円って結構動いていると思います。
円高に動く方向なら赤字になるということはありませんが、
円安に振れると利益が目減りしたり、
赤字になったりすることもあり得るので、
普段の計算に余裕を持たせておく必要がありますね。
ライバルがレスポンスよく値段を変更しないと
なかなか調整しにくい部分ではありますが、
状況を見つつ臨機応変に対応して下さい。
さて、昨日は、
目当ての商品取り扱いがあるショップを
まずは一通り洗い出すという話をしました。
その理由は、
ライバルより優位に立てる仕入れ先を見つけることの他にも、
在庫切れにも対応できるというところがあります。
その上で大事になってくるのは、
仕入れ値の計算です。
海外のショップで買い付けをする場合、
計算が少しですが複雑ではあります。
コンサルをしていても感じるのですが、
意外と計算ミスをしてしまってチャンスを
逃しそうになっているケースがあります。
パターンが限られているので、
慣れてしまえば何てことはないですが、
まだ買い付け経験が浅かったり、
初心者の方だったりすると分かりにくい部分かと思います。
今日はその仕入れ値の計算をする際の
パターンを紹介しておきたいと思います。
まず複雑さを感じているのは、
関税や送料やヨーロッパ圏であればVATといった
付加価値税の部分がわかりづらくなっている原因かと思います。
でも、考え方はシンプルで、
・ショップにいくら払うのか?
・ショップに払う金額に関税が含まれているか?
・関税が含まれていないとしたら、受け取り時にいくら払うのか?
この3つだけです。
ここだけ押さえれば
仕入れ値の計算は短時間でできます。
ショップからの送料がいくらかかるかは
特に調べる必要はなくて、
カートに追加して決済の直前まで行けば、
「ショップに支払う金額」は把握できます。
そこで送料がいくらになっているかを調べればいいかだけで、
わざわざサイトのどこに書いてあるかわからない日本向けの
送料を調べることはありません。
(送料が高い場合に、無料の条件は知りたいですが)
カートに追加して、決済直前の価格を確認する。
この作業は一見手間ですが、経験上最短で分かります。
VATが含まれているかどうかも、
そこで判断がつきます。
商品ページから最終価格が安くなっていれば、
VATが引かれていることになりますし、
そうでなければ元々引かれていたか、
VATは差し引いてくれないショップということになります。
最終価格にVATが含まれていようがいまいが、
ショップに払う金額は変わりません。
(VATが引かれていないショップなら交渉の余地はあります)
あとは、ここに関税・消費税が含まれているかどうかです。
それは、決済画面の内訳に書いてある場合もあれば、
サイトのQ&Aやshippingを調べないと分からないこともあります。
(選べるショップもありますね)
正直、時間がかかるのはこの部分だけですし、
一度調べたショップであればそれ以降は調べなくてもいいので、
面倒なのは最初だけです。
分からなければ、問い合わせれば大抵教えてくれます。
そこまで分かったら、
関税後払いの場合の関税額を計算するだけです。
計算式に当てはめれば計算できますが、
ざっくりと計算するとショップに払った額の大体10%ぐらいです。
11%見込んでおけば超えることはほとんどありません。
ただし、革靴(革を使用した靴)の場合は関税率が変わりますので、
その場合だけは注意が必要です。
このような計算を全てのショップに対して行い、
その時点で最も安いショップを把握します。
間違ってもショップの商品ページに記載されている
金額で判断するのだけはやめて下さい。
確実にチャンスを見逃してしまうことになります。
カートに追加して調べるのは
複数個あると手間だったりしますが、
そこは感情を動かさずに機械的に淡々とやるのがいいです。
現状を正しく把握できていないと
次にどんな手を打つのか決められませんし、
打つ手を間違えることになってしますので、
仕入れ値の計算は丁寧していきましょう。
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