昨日、Googleから検索エンジンの
アルゴリズムの変更について発表がありました。
検索エンジンのアルゴリズムというのは、
ユーザーが検索した時にどういう順番で
表示させるかを決めるルールみたいなものです。
何気なく使っている検索エンジンですが、
ユーザーの知りたい情報が載っているサイトが
上位に表示されるようにGoogleは
このアルゴリズムを日々アップデートしています。
(と言われています)
で、昨日はそのアルゴリズムに大きな
改善を加えたことを発表したわけです。
変更の際に告知した内容の抜粋ですが、
ユーザーに有用で信頼できる
情報を提供することよりも、
検索結果のより上位に自ページを
表示させることに主眼を置く、
品質の低いサイトの順位が下がります。
その結果、オリジナルで有用な
コンテンツを持つ高品質なサイトが、
より上位に表示されるようになります。今回の変更は、日本語検索で表示される
低品質なサイトへの対策を意図しています。
このような改善が、有用で信頼できる
コンテンツをユーザーに提供する皆さんを、
正当に評価するウェブのエコシステム作りの
助けとなることを期待しています。
(引用元:https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html)
と、長々と抜粋しましたが、
端的に言うと、
より、
「役に立つ高品質なサイト」
を上位に表示させます。
と言う話です。
めっちゃいい話じゃないですか!
だって、検索するユーザーは
知りたいことが早く知れるわけだし、
役に立つサイトを運営している側にとっても
サイトを見つけてもらいやすくなる。
この上ない、良い変更だと思います。
ただし、
上位表示だけを狙った、
役に立たないサイトを作っていた人を除いては、です。
上位表示をさせていたサイト運営者は
広告費などを得ていたと思いますが、
検索結果が下位になれば、
当然その収入は落ちることになります。
でもそれは本質的に見れば当たり前の話です。
そもそも「お金」というのは価値を
交換する際の媒介物です。
価値を提供するから、その対価として
価値の媒介物であるお金を得られているわけです。
つまり、価値を提供できなければ本来受け取れないものです。
上位表示だけを狙った役に立たないサイトは
文字通り役に立ってない(=無価値)ので、
稼げなくなるのは至極当然です。
Googleはそもそも、
「当初からユーザーの利便性を第一に考えています」
と明言しています。
別に今に始まったわけではなくて、
ずーっとそうしてきた結果、
今のアルゴリズムに行き着いています。
しかしその結果、
先のDeNAのWELQ問題が起こったので、
(↑はっきりと言っていませんが)
今のアルゴリズムでは不十分だ
ということで変更を加えるというものです。
だから、遅かれ早かれ、
役に立たないサイトは弾かれていったはずです。
「役に立っていない」という話で言えば、
最近PPAPなどの商標登録が
世間を賑わしていたかと思いますが、
社会に何の価値も生み出していないのに、
先に権利を獲得してお金を稼ごうなんて、
ちゃんちゃら可笑しい話です。
まあ、案の定取り下げられてましたが。笑
2例しか出していませんが、
世の中は確実にこういう方向に
舵が切られていると思います。
「こういう」というのは、
━━━━━━━━━━━━━━━
人の役に立つ人が正当に評価される
━━━━━━━━━━━━━━━
を指しています。
今はまだ過渡期なので、
全てがそうなってるとは思いませんが、
これからより顕著になっていくので、
抜け道など探さず地道にやっていく人に
よりよい結果が訪れると思います。
なので、地道にやっていきましょう。笑
ちなみに、ビジネス全体として話を進めましたが、かなりBUYMAにも直結する話だと思います。
大事なのは、
「ユーザーにとって何が価値なのか?」
ってことですね。
その視点で考えれば、
大きな方向性で何をすべきなのかが
分かってくると思います。
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