昨年からアニメにハマってます。
最近は特にジャンプ系。
もともと「原作(漫画)を読んでりゃいい」っていう嗜好だったんですが、アニメを見てみるとアニメならではの面白さがありますね。
「間」とか、音楽とか。
で、今見てるのが「ハイキュー」(高校バレー部の話です)。
ハイキューってまだまだ新しいってイメージだったんですが、最近の連載終了ラッシュで現役の週刊少年ジャンプの連載作品の中では古株なんですね。
ワンピース、ハンターxハンター、銀魂に続く4番目の長さ。
「ハイキューって新参でしょ」って思っててすみません、って感じです。笑
で、ちょうど今見たところが、最近特に重要だと感じることがリンクしていたので紹介します。
目次
進化のためには「捨てる」ことが必要不可欠
一言で言うと、「進化するためには、何かを捨てる必要がある」という話です。
ハイキューのあらすじをざっくりと話すと、(大筋のストーリーだけですが、少しネタバレします)
昔強豪だった烏野高校のバレー部に、主人公である日向(ひなた)と天才セッター(でも難あり)の影山の2人が入部して全国大会を目指すという話です。
高校バレーは大きな大会が2つあって、夏のインターハイと冬の春高バレーがあります。(以前は3月だったんで”春高”でしたが、今は1月開催になったんですね)
で、主人公が所属する烏野高校は、インターハイ予選は負けてしまって春高を目指して再始動するわけなんですが、
その時に「進化させようとする力」と「進化を拒む力」がぶつかります。
捨てるときには衝突が起こる
これからチームを強くしていこうって時に「進化を拒む」というのは違和感がありますが、進化をする前には必ず起きる現象です。
なぜこのようなことが起きるのか説明する為に、もう少し背景を説明します。
烏野高校は日向と影山の”変人速攻”と呼ばれる異常なコンビネーションで強くなりました。
インターハイ予選は惜敗して苦汁を嘗めるんですが、”インターハイ以前と比較すると”強くなっているわけです。
だから、その延長線上で強くなろうとします。
しかし、主人公の日向はそれを良しとしません。
その延長線上で変人速攻の練習をしても全国へは行けないと思っているからです。(インハイ予選で変人速攻を止められて負けたという背景があるからです)
そこで日向は変人速攻ではない新しい技術の習得を試みます。
しかし、影山やコーチを含むチーム全体が日向の選択を受け入れません。
日向の試みは、「戦える武器になった変人速攻を捨てる」ことになるからです。
強くなった武器を自ら捨てようとしているわけなので、当然起こり得る反発です。
その意見の相違によって、日向と影山が取っ組み合いの喧嘩をしたり、チームとしても不穏な空気が流れてしまいます。
「捨てる」とは、リスクを取ること
もちろんここはジャンプ漫画なので、最終的には変人速攻を捨てて進化する方向に舵を切ることにはなるんですが、手放せない理由も分からなくはありません。
最初から比べると明らかに強くなっているし、さらには春高バレーの予選まで時間がなくて進化が成功するとは限らないからです。
要するに、今ある武器を手放して手に入るかどうかも分からないものに挑戦するというリスクを取らないといけないわけです。
アニメだからリスクを取ってでも進化に向けて舵を切った方がいいと分かりますが、現実はそんな簡単なものではありません。
「せっかく手に入れたものを手放す」というのは、かなりの恐怖心があります。
この恐怖心こそが「進化を拒む力」です。
この進化を拒む力に打ち勝つ為には相当量の勇気が必要です。
手放さざるを得ない状況に追い込まれたならまだしも、自ら手放す場合は特にです。
この現象は現実世界でも至るところで起こります。
BUYMAにおいても「捨てる」段階が訪れる
当然、BUYMAにおいてもです。
私自身、BUYMAの活動で「売れる商品」を手放してきました。
というのも、利益を伸ばす為には邪魔になったからです。
この「売れる商品」というのは一言で言うと薄利でした。
出品すれば売れるし、それなりに数を捌けばそれなりの利益にもなるものだったんですが、
その商品を扱っていると時間も気もかなり消費をしてしまいます。
次の段階を目指す為のリソースが余りません。
なので、次の段階を目指す為には手放した方がいいと頭では分かっていました。
しかし、
この商品が利益のベースになっていたので、「手放すと稼げなくなるかも」という不安が襲ってきます。
利益が取れることが分かっているのに捨てるのは、不安がある
頭では分かっていても、手放すことがなかなかできないんです。
結果的には手放すことができて利益も伸びたんですが、めちゃくちゃ抵抗感があったことを覚えています。
「進化する為に今まで積み上げてきたもの捨てる」
って切り口で書いていますが、これを逆さまにしてみると
「積み上げたものに執着して、進化することを捨てている」
ってことになります。
進化するチャンスを自ら捨てているわけです。
今持っているものに執着すると進化できなくなってしまいますし、進化を拒めば時間と共に淘汰されてしまうので、「捨てる」勇気は必ず要ります。
捨てたとしても、全てを手放しているわけではない
しかし、一見捨てているようでも、確実に”肥やし”になっているので、全てを捨てているわけではありません。
私も薄利の商品を販売していた時に学んだことが今でもかなり生きています。
さらにいうと、「捨てた経験」が手放すことの重要性を教えてくれました。
「捨てる」ことは進化のための通過儀礼なので、勇気を持って手放して欲しいと思います。
とは言っても「捨てる」ということは、簡単ではありません。
じゃあ、「現実的にどうやって進化するのがいいか?」という話なんですが、
「捨てる」ために、他人の力を借りることも選択肢
自力では恐怖心に打ち勝てないので、他人の力(他力)を借ります。
自分で何とかしようと思っていつまでもその場に留まってしまうなら、”その場所から動く理由”を作ってしまって動いた方が得策です。
私のBUYMA史を振り返ると、エスノさんのコンサルを受けたことがそれに当たります。
薄利多売を何度抜け出そうと試みても、何度も戻ってしまっていたので、
「もう自分の力だけでは何ともならない」
と思った(悟った笑)ので、コンサルを受けることを選択しました。
コンサルを受ければ必ず打開できるなんて、もちろんそんな風には考えていませんでしたし、それなりに費用もかかることだったので抵抗感は正直ありましたが、
「とりあえず何かを変えないと、変われない」
と思っていたのと、その当時に考えられた最善の策がエスノさんのコンサルを受けることだったので、
「とりあえず受けてみてダメだったらまた次の策を考えよう」
って感覚でした。
結果的に、そうはならずに済みましたが。
自力でいけるなら一見それが良さそうなんですが、実際のところそうとも限りません。
「自分の力だけではなんともならなかったけど、人の力を借りて壁を超えた」
ということも重要な経験になるからです。
もちろん他力本願はご法度ですけどね。
成長する意志ありきなので、あくまでも自分が主導です。
受け身でいて成長できるなんてことはありえません。
なので、”バランスよく”他人の力を借りてみて下さいね。
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