BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

現地買い付けでぶち当たる言葉の壁は「聞き取り」で超えなくていい

イタリアで絶賛買い付け中です。

で、今日はエスノさんとエスノさんの
コンサル生である高野さんと
店舗を回ることになったので、
「公開コンサルだ」という勝手な解釈の元に
二人のやりとりを盗み見てました。

やはり、上手くいっている人を
見るというのは世の中の定石なので、
これ見よがしに参考にさせて頂いているわけです。

決してパクっている訳でありません。汗
モデリングってやつです。汗

ということでお二人のやりとりを
ちょいちょい見ていたんですが、
印象的な部分があったので、
シェアさせて頂きたいと思います。
(一応お二人には許可を頂いています)

先日の音声を聞いて頂いた方は
ご存知だと思いますが、
高野さんは今回初海外なので、
当然現地の店舗を回るのも初です。

そこで生じる壁は「言語」です。

メールでのやりとりと違うので、
Google翻訳を使うこともできず、
直に店員さんと話さなくてはいけません。

実際、たまーに頂く質問の中に
「英語を喋れませんが、現地買い付けできますか?」
というものがあります。

やはりみなさん「英語」に対して不安があるようです。

で、話を戻しますが、

高野さんも英語が得意ということはなく、
店員さんが言っている内容を
十分に理解しきれない時もあったので
エスノさんや僕がサポートしていました。

まあ偉そうに言っていますが、
僕も最初はエスノさんにサポートをして頂いて
ようやく買い付けができていたので、
「自分も全然喋れなかったし、テンパってたよな」
なんて苦い記憶を思い出しながら
サポートをさせて頂いてました。

そんなこんなありながら買い付けが
ひと段落した時に高野さんが
「よく英語を聞き取れますね」
と何気なく言われた一言に対する
エスノさんの返しが今回話そうと思った内容です。

どのように返したかというと…

「予測ができているかどうかです」

と返答をしていました。

これがお伝えしたいことそのままなので、これで締めていいんじゃないかと思っているぐらいですが、もう少し続けます。

 

まず高野さんの質問の背景を察すると、

「英語は、リスニングスキル(音として聞き取る技術)の
向上によって聞き取りができ理解できるもの」

という認識があります。

これは割と一般的な認識だと思います。

英語を耳で聞き、聞き取った単語から
相手が何を伝えようとしているのかを理解する。

いたって普通というか、
いわゆるリスニングってそういう認識だと思います。

しかし、単純な聞き取りのスキルだけで
相手が何を伝えようとしているのか
理解するのは極めて困難です。

というのも、母国語でもないのに
相手が話す英語を全てもれなく
聞き取ることなんてできないですし、
さらにその中から重要なワードを
瞬時に判断することなんてできないからです。

もちろん完全に不可能なわけではありませんが、
そのレベルに達しようと思うと
それ相応の時間を要します。

でも実際はというと、
そこまで聞き分けられる耳がなくても
会話をすることができます。

それがエスノさんが言われる「予測」なんですが、

「予め相手が何を言おうとしているのか想定をしてから、
その単語を拾うように相手の英語を聞き取る」

というものです。

フリートークだとそういうわけにはいきませんが、
お店でものを買ったりする時には、
両者の目的ははっきりしています。

こちら側は欲しいものを買うことですし、
相手からしたらこちらの欲しいものを
提供し販売することです。

となれば、自然とその目的に
到達するための会話になります。

ものを買うわけなので、
「色」「サイズ」「モデル」といった
商品に関する情報であったり、
あるいは「価格」や「支払方法」であったり、
免税の手続きがあるので
「タックスフリー」であったり、

という感じで相手が何の話をしようとしているのか
ある程度予測を立てることができます。

「買い物」という行為自体は
日本でも普通に行なっているので、
基本は同じ構造です。

それを英語(外国語)で行うだけの話です。

「だけの話です」と言いながら、
僕自身も最初からできたわけではありませんが、
やっているうちに流れが分かってきて
多少なりとも会話ができるようになってきました。

うまく伝えきれていないような気もするのですが、

━━━━━━━━━━━━━━━
相手が話す英語を全て聞き取ろうとするのではなく、
目的から重要なワードになりえるものを予測して、
その単語を拾うことに専念する。
━━━━━━━━━━━━━━━

といった感じです。

ということを踏まえると、
大事なのは英語を聞き取れるようにすることより、
(もちろんそれも大事なんですが)
「一連の流れを覚える」ことです。

「こうきたら次はこうくる」
みたいなことが分かってくると、
買い付けと観光するぐらいは
問題なくできます。

英語の聞き取りだけではなくて、
あらゆる場面において
「流れを掴む」というのは大事なので、
ぜひ全体の流れ(構造)みたいなものを
意識してみてください。

 

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