誰もが「無駄なく」「効率的に」活動ができたら…と思っていると思います。
私自身もその一人です。
目次
無駄がなく効率的に活動できるということは
「無駄なく」「効率的に」という状態は、
要するに、
「力を注ぐべきところに、過不足なく必要なだけ力を注いでいる」
ということになると思いますが、それを実現させようと思うと、
「力の入れどころ」
を知らないとできません。
力の入れどころを知っているから、注力すべきところに注力できるわけです。
力の入れどころはどうやった分かるようになるのか?
じゃあ、どうやったら「力の入れどころ」が分かるのか?
実は、その答えはシンプルで、それまでの「無駄」に培われるものだと思っています。
「無駄」と言ってしまうとアレなんですが、「徒労に終わったこと」という感じでしょうか。
逆説的なんですけど、「無駄」を体験するから、「注力すべきところ(無駄じゃないところ)」が分かるようになります。
何が言いたいかというと、
「力を注ぐべきこところも、力を注ぐべきではなかったことも、力を注いでみないと分からない」
ということです。
出品している商品は本当に人気がないのか?
昨日Mさんの話をしましたが、今日、このような連絡をいただきました。
「商品ラインナップ、微妙じゃなかったです(笑)。」
実は、Mさんはご自身が出品している商品が微妙だと思っていました。
もちろん、リサーチをして出品しているので、無作為に商品を出しているわけではないのですが、出品した商品が思ったようには受注につながらず、
「商品ラインナップが微妙」
という感触を持っていたというところです。
しかし、出品した商品を一つ一つ丁寧にライバルを確認しながら、売れるように手を加えていったところ、受注や問い合わせ、反応が出始めて、「微妙じゃなかったです(笑)」という発言につながっています。
微妙だと思っていただけで、出品した後に手を加えていなかったから、反応が出ていなかっただけでした。
勘違いしていただきたくないのですが、手を加えたら(メンテナンスしたら)反応が出るようになるという話ではありません。
反応が出ない商品は、どれだけ手を加えても反応は出ません。
本来反応が出る商品で、お客さんに見られるように手を加え、選ばれるように手を加えるから反応が出るようになるわけです。
ということは、手を加えてみないことには、受注につながる商品だったのか、受注につながらない商品だったのかは、判断ができないということになります。
・受注につながる商品=力の入れどころ
・受注につながらない商品=無駄
乱暴ですが、このように置き換えると、”結果的に”無駄なことにも力を注ぐ必要があることが分かると思います。
その経験を積み重ねていくうちに、力を注ぐべきところと、そうではないところが分かるようになります。
ハナから効率的にできることなんて、ないわけです。
体験していなかったら、適切な力のかけ具合は分からなくて当然
「メンテナンスをどれくらいの頻度でやればいいですか?」
というような質問をよくもらいますが、ここまでの話の通り、やってみないと最適な判断はできません。
というか、商品やライバルによっては、1日に何度も確認した方がいいような商品もありますし、1週間に一度見ておけばいい商品もあります。
それもこれも、やってみないことには分からないません。残念ながら。
あとは、当たり前ですが、なんでもかんでも力を注いでいればいいということはなくて、「力を注いでみてどうだったのか?」という振り返りが必要です。
振り返りをする(やりっぱなしにしない)
振り返ることをしなかったら、力の入れどころを見極める力も養われませんので、「力をかけて、その結果どうだったのか?」という振り返りが大切です。
まあ、とりあえず今回伝えたいこととしては、
「無駄を省いて効率的に活動したかったら、まずは無駄になるかもしれないことに力を惜しまず(手を抜かず)、力を注ぐ」
ということです。
根拠なく「無駄」だと判断せずに、力を注いでから無駄かどうかを判断するようにしましょう。
コメントを残す