BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

為替は動いてなくても、レートに余裕を持たせないといけない理由

昨日も為替の話をしましたが、
さらに円安が進んでいますね。

特にユーロとポンドは注意が必要です。

為替が動く度にこの話題に
持っていってる感がありますが、
無在庫販売では出品時と
買い付ける時にライムラグがある為、
予め為替変動を考慮しておく必要があります。

というか、今この瞬間決済をしたとしても
レートがいくらになるのか把握しきれない為、
無在庫でなくても円換算する場合には
余裕を持たせる必要があるわけです。

もっと言えば、外貨決済するだけで
手数料が発生するので、
ヤフーファイナンスなどのチャートで
「1ユーロ=128円」と表示がされていても
128円では決済できません。

この手数料はカードブランドによって異なります。

例えば、VISA、Masterで1.63%
AMEXで2.0%です。

じゃあ、VISAとAMEXで同じタイミングで決済した場合、
決済レートの差が0.37%になるかというと
そういうことにもなりません。

実際に同じに日に、
同じ買い付け先で決済した時の
換算レートがこのようになっています。

VISA → 126.990

AMEX → 128.116

1.126円違っています。

130円の0.37%でも0.481円なので
決済手数料ではない差が生じています。

これは、カードブランドによって
レート換算日が異なるからです。

ちなみにAMEXの規約にはこのようにあります。

~~ 規約より一部抜粋 ~~

円換算に際しては、換算日の前営業日における主要な外国為替相場情報からアメリカン・エキスプレスが選択した銀行間レートを基に、2%の外貨取扱手数料を加えた(ただし、米ドルを介しての円換算の場合、当該手数料が重複して課せられることはありません)換算レートを使用するものとし、

~~~~~~~~~~

また、こちらは三井住友カードのwebサイトから抜粋です。

~~ webサイトより一部抜粋 ~~

■レート換算日

カードのご利用データが、
Visa/Masterの決済センターに到着した日付となります。 

 ※カードを実際にご利用いただいた日付とは異なります。

~~~~~~~~~~

カード会社によって、換算日が異なるのは
こういった理由によるものです。

というか、そもそも論なんですが、

基準レートが異なるので、
一致するはずがないんです。笑

ここまで話しておいて何なんですが…

ということで僕の感覚値になりますが、
VISA、Masterなら2%、AMEXなら3%ぐらいは
見ておいた方がいいように感じます。

これは、今この瞬間決済をした時の話なので、
日々の為替の変動もさらに考慮する必要があります。

大きく動いた時はもちろん見直しが必要ですが、
日々数円は動いているので、
少なくとも2~3%の変動は見ておくのがいいと思います。

という外貨決済の話を踏まえると、

「価格が円で表示されているけど、決済は外貨になるショップ」

と、

「価格が円で表示されていて決済も円で決済できるショップ」

とでは同じように見えても
”実際に支払う額が異なる”ことになります。


これものすごく重要な話です。

ショップによってどの通貨で決済されるか
ちゃんと把握できていますでしょうか?

そもそも何のことを言っているのか
分からなければかなりまずい状態です。

分からなかったり、
分かっているつもりだけど
自信がないという場合は
遠慮なく聞いてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です