BUYMAの奴隷になっているショッパーがしている勘違いとは?

BUYMA-リサーチの効率化を図った工夫が、逆効果になってしまった話

今日は、先日頂いた返信を
ピックアップしようと思うのですが、
「リサーチの効率」に関わる話です。

返信を下さった方は
「この進め方の方が効率的なんじゃないか」
と思ってトライされていたやり方で、
理屈としては効率が良さそうな方法です。

 

一言で言うと、
「マルチタスクか、シングルタスクか」
というテーマなんですが、
まずは頂いたメールを紹介したいと思います。

先日は、お返事ありがとうございました。

先ほど、リサーチしていて、
頭がパンクしそうになったので、
一旦休憩して、こんな時は、
青木さんに質問してみようと思い、
メールしてます。

『*****(あるブランドとカテゴリ)』
の人気順ページから、
出品ページのお問い合わせなどを見ながら、
売れているもの5種類を、ピックアップしました。

それをまとめて、リサーチしようとして、

ライバルの画像検索はせず、
SHOPSTYLEやリスト、
ポリボアで検索して、
その5種類が出て来たSHOPを全てタブで開きました。

値段を比べてるうちに、
訳が分からなくなったのですが、
全体的にどのSHOPが安いのかを
比べたりしたかったのですが、
日本に直送してるのかなど、
レジに進んだりしているうちに訳が分からなくなりました。

5種類いっぺんにやったのがいけなかったんですよね?

同じカテゴリーでも、
一度にリサーチしないで、
一品一品リサーチした方がやはり良いのでしょうか?

時間短縮!と思ってやったのに、
結果、一つも出品出来ず2時間くらい経ってました。

(後略)

まあ、ほとんど結論は出ていますね(笑)

まずは、ご自身で効率的な活動をしようと、
仮説→行動→検証されているという点が
非常に大事なことだと思います。

(検証というよりは、結果が出たというところではありますが)

自分が実際にやるって
もっとも説得力がありますからね。

で、この読者さんが
実践されたことを要約すると、

━━━━━━━━━━━━━━━
同じブランド x カテゴリの商品は、
同じ手順で買い付け先リサーチを
することになるわけだから、
先に同じブランド x カテゴリ内で
売れている商品をピックアップして
まとめてリサーチした方が効率的ですよね。
━━━━━━━━━━━━━━━

ということだと思います。

 

理論上は正しいと思います。

だって、同じブランド x カテゴリの商品を
別々にピックアップすると、
後から買い付け先リサーチをする時に
同じ手順の工程を 2 度行うことになるからです。

だったら、まとめてしまった方が
効率良くなるんじゃないか?
というのは的を得ているように感じます。

しかし、実際はというと、
すでに体感レベルで感じているように
効率は悪くなってしまいます。

僕が返信させて頂いた内容がこちらです。

 

━━━━━━━━━━━━━━

いつでも気軽にご連絡下さいね。

BUYMA って基本一人なので、気が滅入ってしまいますよね。

今回みたいに息抜きがてら
メールを送って頂ければと思います。

さて、ご質問を頂いている件ですが、
結論から言うと、個人的には
1つずつ進めた方がいいと考えています。

確かに SHOPSTYLE や
polyvore で検索をする時に、
同一ブランド、同一カテゴリの
商品は一緒にピックアップできるので、
手間は少ないように感じます。

しかし、同時進行にしてやることを
増やしてしまうと、同時に考えることが
増えて気が散ってしまいますし、
やることを増えてしまうと
心理的にも圧迫感が生まれます。

感覚的な答えになってしまって
申し訳ないのですが、
10 のことを 10 同時に進めるより、
1 つずつ 10 回繰り返した方が
効率は良くなります。

ただし、これはあくまでも
僕個人の体験からくるもので、
**さんには当てはまらないかもしれません。

ですので、今回のように、
「実際に試してみて、その結果どうだったのか?」を
ご自身の体験を通して
振り返ってみることが一番大事だと思います。

同時に進めた方が効率が
良くなる人もいるとは思いますので。

また、少しニュアンスは違いますが、
以前書いたこの記事の後半部分を読んで頂けると
参考にして頂ける部分があるかもしれません。

http://~~

━━━━━━━━━━━━━━━

マルチタスク(同時進行)って、
共通項を同時に処理できるので、
処理にかかる時間は少なく済みそうなんですが、
人間の性能的にそうはなりません。

パソコンやスマホにも当てはまることですが、
マルチタスクで同時に処理をすると
一つ一つの処理速度が遅くなってしまいます

そして、それは人間の方がより顕著です。

普通に一個の商品に対して
リサーチをしていたとしても、
リサーチの途中で他の商品が目に入ると、
「あれ、この商品売れてたような気がする」
と思って、BUYMA を確認して
「やっぱり売れてなかったか」とか、
「売れてたけど、価格で勝てないし」
という具合で横道に逸れてしまいます。

で、その逸れた商品が終わると
Google Chrome のタブが大量に開いていて、
「あれ?どれをリサーチしてたんだっけ?」
「どこまで終わったっけ?」
という感じになってしまいます。

なんなら、ちょっとめんどくさくなったりします(笑)

BUYMA のリサーチをしていると
とにかくいろんな商品が目に入って横道に逸れやすいです。

そうすると、なかなか一つの商品のリサーチが
完結しないという状況に陥ってしまいます。

普通にリサーチをしていたとしても
このような状況になってしまうのに、
最初から複数の商品を対象にしてしまうと
どのようなことになるか、
想像がつきやすいかと思います。

ですので、僕は基本的に
「シングルタスクで作業を進めて、
その作業が完結したら次に行く」
という方法のが処理速度が落ちず、
結果的に効率は良いと感じてます。

最近、

SINGLE TASK 一点集中術――
「シングルタスクの原則」で
すべての成果が最大になるシングルタスク

という本が出ているのを見つけましたが、
表紙を見るだけで「そうだよな」って
納得してしまいました。(まだ読んでません笑)

マルチタスクで同時に進めると
いろいろ一気に片付きそうな感じですが、
実際やるとなると、
「一つのことに集中して、完結したら次」
というシングルタスクの方が
結果的に多くの仕事を完結できます。

ですので、マルチタスクよりも
シングルタスクで作業する方がオススメです!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

追伸、

掲載したメールの内容ですが、
一部改行などは加えています。

 

追々伸、

返信で案内していた記事はこちらです↓
(ニュアンスはほとんど今回の記事と同じですが)

【第140回】バイマの作業をしていて陥りがちな落とし穴

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です